昨年12月に受験した京都・観光文化検定試験(京都検定)の1級。今回も私が最高得点者ということで、3年連続で最優秀賞の表彰状をいただきました。
先日、合格をご報告した京都検定1級。今回は合格率が3.1%、合格者は30名と、前回の13.4%、106名と比べると、かなり難しくなりました。一昨年が合格率2.2%、過去最も低かった回は私は受けていませんが1.8%ということもあり、過去3番目の難しさとなっています。今回の私の得点は140点で、昨年・一昨年に続き最高得点者ということで、表彰状が送られてきました(同点の方は他にもおられるかもしれません)。京都検定は3級から1級までありますが、最も難度が高い1級の最高得点者を、その回の京都検定全体の最優秀賞として表彰していただけます。各回問題が変わり、得意分野等の相性もある中、3年連続で最高点をとれたのは快挙です。運だけではまず無理ですので自信にもなります。
少しだけ個人的な話を書きますと、私が最初に1級を受けたときは115点で5点足りず(第3回、合格率13.6%)、次の年は103点(合格率8.1%)で今で言えば準1級の基準にも達していませんでした。3回目で124点で合格しましたが16.6%とかなり合格率の高い回でした。あれから10年余り…日々コツコツでここまで来れました。京都旅屋として活動を続けていけることに感謝するばかりです。京都検定に出会ってから14年。14年前(第2回)の1級の合格者は36人で、すごい人たちがいるものだと思っていましたが、私自身がこうして3年も続けて全受験者のトップを取れるレベルにまで来れたというのは、純粋に嬉しく思います。私には組織力も人脈もなく、社交的でもないので基本的には実力で道を切り開いていくしかありません。各回基本1人というこうした称号は、プロ野球のタイトルのように後々まで消えることはないでしょう。
とはいえ、毎回書くことですが、ガイドをするうえでの実践的な知識と京都検定の知識は別物です。プロの世界では、京都検定の比ではない、より深くより多様で本質的な理解が欠かせません。私以上にすごい先生方はたくさんおられます。引き続きより深い知識と、分かりやすい伝え方を目指して、日々努力を積み重ねていかねばと思っています。
また、京都検定1級の複数回合格者を表彰する「京都検定マイスター」の認定証とバッジも、改めて届きました。バッジは七宝焼を用い、合格回数分のスワロフスキーのクリスタルガラスが付いています。3年前に、すでにマイスターの称号は頂いていますが、今回は通算5回目の合格です。バッジは最高は10回分まであるそう。バッジの石の色は回数によって変わるようです。毎年受験される方には、ひとつの励みになるのでしょう。私にもご声援をいただきまして、ありがとうございました。引き続き、散策や講座で京都の奥深い魅力や美しい風景をお伝えできるように、頑張ってまいります。級や合否に関わらず、受験された皆様も本当にお疲れ様でした。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
京都検定1級に3年連続最高得点で合格(第14回~第16回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。