仁和寺の御室桜

仁和寺
今年も仁和寺の御室桜が美しく咲いていました。

仁和寺今回もかなり前の写真。仁和寺は拝観休止となっていますのでご注意を。京都の桜を締めくくるといわれるのが、仁和寺の御室桜です(実際にはもっと遅い八重桜があります)。御室桜は、仁和寺境内にある桜の総称で、特定の種類ではありませんが、境内の中門を入って左側に広がる桜苑は「御室有明」という特殊な種類で埋まり、この桜が一般的には御室桜と呼ばれています。この御室有明は、背が高くならないのが特徴。桜の下に粘土質の土壌があり土中に酸素や栄養分が少なく、桜が根をのばせない要因のひとつにはなっているそうです。

仁和寺仁和寺の桜は、江戸時代から吉野の桜に優るとも劣らないと人気を博し「わたしゃお多福 御室の桜 はなが低くても 人が好く」と歌われました。「はな(花・鼻)」が掛け言葉になっています。満開の桜は、まさに桜の雲海と呼ぶにふさわしく、その雲の中を泳ぐように散策し、ひょっこりと顔を出す五重塔を探すのも楽しいでしょう。

仁和寺 八重の御室桜写真という意味では、光の当たり具合からして午後の方がおススメではあります。また見頃は短く、例年満開の時期は2日~5日程度しかありません。散り始めるとあっという間に散ってしまうこともあるので、満開で青空に出会うのは運も必要な桜だといえるでしょう。なお、江戸時代の御室桜は「八重桜」が主でしたが、現在は一重がほとんど。それでも1割程度「八重桜」も残されていますので、探してみるのも面白いです。

仁和寺
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ガイドのご紹介

吉村 晋弥(よしむら しんや)

京都検定1級に3年連続最高得点で合格(第14回~第16回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。

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