等持院の風景

等持院

8月29日に等持院を訪れました。

等持院先日もご紹介した等持院。ご案内で訪れました。ご参加ありがとうございました。等持院は、足利家の菩提寺で立命館大学の南にあります。龍安寺や金閣寺からも比較的近く、大きなお寺ながら穴場として静かな雰囲気を感じられる場所です。歴代将軍の木像や尊氏の墓が特に有名ですが、夢窓疎石が手掛けた面影を残す方丈北の池泉回遊式庭園は池に緑が映り込んで美しく、のんびりと時を過ごせるでしょう。

等持院方丈と足利将軍の木造を祀る霊光殿は、約3年前から修復が行われていましたが、この度完了し、8月1日から完全拝観が再開しています。拝観料も500円に戻っています。方丈は福島正則ゆかりの妙心寺の海福院に1616年に建てられたもので、1818年に移築されました。今回の修復では床に「埋め木」が嵌められました。傷んだ部材を切り取って嵌め替えるもので、所々に蝶やイチョウの葉といったデザインもあるのが素敵でした。埋め木を平らにはせず、盛り上げているのも特徴でしょう。

等持院霊光殿は、足利歴代将軍の木造があり、若死にした5代の義量(よしかず)と在任期間が短く都にも入っていない14代・義栄(よしひで)を除く、13体の木造が並びます。それぞれの表情から性格面を察するのも面白いでしょう。13代将軍の義輝は、大河ドラマ「麒麟が来る」では向井理さんが演じており、次回放送がいよいよ…となりそうです。また、石清水八幡宮の豊蔵坊にかつて祀られていた徳川家康42歳の木造も祀られ、厄除けの信仰を集めています。像がずらりと並ぶ像は壮観ですので、ぜひじっくりとご覧ください。

等持院一方の方丈北庭の西側の庭では、夏の芙蓉が美しいところから芙蓉池とも呼ばれる池があります。8月29日の段階では咲いていましたが、夕方も近いとあってしぼんでいました。午前中の方が花は多いかと思います。庭の奥には足利義政が築いた茶室・清漣亭(せいれんてい)が佇み、草庵風の萱葺き屋根の建物が池泉の庭と見事な調和をなしています。かつては衣笠山を借景にしていましたが、現在は立命館大学の校舎を隠すように木が茂り、緑に包まれた立体的な印象の風景となっています。庭園もゆっくりと散策ができます。機会があれば足を伸ばしてみてください。

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ガイドのご紹介

吉村 晋弥(よしむら しんや)

京都検定1級に3年連続最高得点で合格(第14回~第16回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。

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