少しずつ秋めく京都

嵐山 渡月橋

9月に入り、少しずつ京都も秋めいてきました。

閑院宮邸跡台風10号が九州の西を通過し、京都では不安定な天気となりましたが大きな影響は出ていません。連日暑い日が続く中で、少しずつ秋めいていく様子も感じられるようになりました。一つは日が短くなってきたこと。夕方は気温の下がりが早く感じるようになりました。また、東西にまっすぐ伸びる京都の通りは、9月の夕方には西日が射しこみます。秋分の日が近づいていることがわかります。

フジバカマ(藤袴)植物では、萩の枝が茂り、徐々に花も目立つようになってきました。各地で9月後半から10月には、秋の風情を感じさせてくれるでしょう。また、ムラサキシキブの実が紫色に染まってきていました。源氏物語の作者の紫式部を思わせる名前ですが、もとはムラサキシキミ(紫敷き実、紫重実)だったという説もあります。京都各地に置かれている原種のフジバカマ(藤袴)の鉢植えも、花が咲いているところも出てきました。秋の七草に数えられるキキョウ(桔梗)の花も、まだまだ彩を添えています。今年は引き続き高温傾向で日中は暑さも感じますが、少しずつ秋の雰囲気を感じられるでしょう。本格的な秋の訪れが待ち遠しいです。

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ガイドのご紹介

吉村 晋弥(よしむら しんや)

京都検定1級に3年連続最高得点で合格(第14回~第16回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。

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