高野橋からの高野川の風景

高野川

高野橋からの高野川の眺めです。

高野川高野川は、京都市左京区と滋賀県大津市の境に位置する途中峠の南を水源とする川で、概ね国道367号に沿って流れ、出町柳で賀茂川と合流しています。全長は約17km。歴史的には高野川の水は、松ヶ崎や一乗寺地域をはじめ流域一帯の田畑を潤す水として大切にされていましたが、水不足の際には争いの種ともなりました。

高野橋からの比叡山高野橋からは、五山送り火の「法」の文字が望めます。松ヶ崎東山に灯され、日蓮宗(法華宗)の南無妙法蓮華経から採られた文字とされます。対となる文字で「妙」が西にあり、昔は右から左へ文字を読んだことを踏まえると、先に「妙」の送り火が造られ、その後「法」を造る際に、地理的に致し方なく東側の山にしたと考えられています。比叡山も近い場所ですが、天台宗の延暦寺の僧兵が都へ攻めてくる際には、日蓮宗(法華宗)ゆかりの地域として真っ先に松ヶ崎が焼かれたとの話もあります。そんなことを思いながら、橋を横切りました。

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ガイドのご紹介

吉村 晋弥(よしむら しんや)

京都検定1級に3年連続最高得点で合格(第14回~第16回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。

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