活気が戻ってきた八坂神社

八坂神社

八坂神社を訪れると修学旅行生が増えて、活気が戻ってきていました。

八坂神社 茅の輪八坂神社では、茅の輪が登場しています。先日、今年最後の作り直しが行われました。八坂神社の主祭神は、現在はスサノオノミコトですが、かつては「牛頭天王(ごずてんのう)」でもありました。牛頭天王は、天竺にある祇園精舎の守護神とされ(ただし、実際は日本独自の神とする説が有力)、別名を武塔天神(むとうてんじん)といいます。「備後国風土記」逸文によると、ある時、武塔天神は旅先で一晩の宿を求めますが、裕福な巨旦将来(こたんしょうらい:人物名)は宿を貸さず、貧しい蘇民将来(そみんしょうらい:人物名)が宿を提供したと伝わります。武塔天神はそのことに感謝をして、正体はスサノオノミコトであると明かし、のちに疫病が世に流行るけれど、蘇民将来とその子孫は腰に茅の輪をつけていれば、疫病にかからないようにしたと伝えています。そうした由緒から境内では茅の輪くぐりが行われており、今回のように「疫病」が流行るときには、八坂神社こそが疫病鎮めのご利益が最も期待される神社だといえるでしょう。

八坂神社先日、本殿が国宝に指定されるとの答申がありました。江戸時代に建てられた本殿は、祇園造と呼ばれる日本で唯一の建築とされ、本殿と拝殿とがひとつの屋根で覆われています。平安時代からこうした建築であったとされます。境内には修学旅行生も訪れて、だいぶ活気が戻ってきていました。まだまだ以前よりは少ないものの、少しづつ人の動きが目に見えて回復してきています。感染症対策には気を付けながら、京都を楽しんでいただければと思います。

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ガイドのご紹介

吉村 晋弥(よしむら しんや)

京都検定1級に3年連続最高得点で合格(第14回~第16回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。

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