雨に濡れる南禅寺と金地院

南禅寺

先日、南禅寺境内と金地院を訪れました。

南禅寺南禅寺は亀山上皇によって創建された臨済宗の大本山で、立派な伽藍と赤レンガ造りの水路閣、拝観では庭園も楽しめる場所です。三門や法堂周辺は自由に散策ができ、先日ご案内で訪れると、カエデが少し色づいてきていました。本格的な紅葉は11月中旬からだと思いますが、秋の進みを感じました。

金地院金地院は、南禅寺の南にある塔頭寺院。徳川家康の参謀として活躍した以心崇伝(いしんすうでん)が中興した寺で、崇伝の力の大きさを表すがごとく、塔頭でありながら貴重な建物や庭が伝わります。「鶴亀の庭」と呼ばれる枯山水庭園は国の特別名勝で、小堀遠州の設計した庭として確実なもの。鶴亀の島もさることながら、徳川の繁栄を象徴する常緑樹の植栽が印象的です。長谷川等伯の猿猴捉月図(えんこうそくげつず)や茶室・八窓の席は、事前申込で拝観ができます(当日可能な場合もあり。拝観料500円+特別拝観700円)。今年は明智門も注目をされているでしょうか。南禅寺も金地院も、雨に濡れる風情を楽しむことができました。

金地院

金地院

金地院

南禅寺

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ガイドのご紹介

吉村 晋弥(よしむら しんや)

京都検定1級に3年連続最高得点で合格(第14回~第16回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。

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