京都でも遅れて色づくのが六角堂のイチョウです。
まず、明日は「京都検定」の試験日ですが、11月開催の講座「川と橋の物語」の資料12ページ目の「直違橋(すじかいばし)」で、七谷川となっているのが「七瀬川」の誤りでした。申し訳ございません。京都検定のテキストP345にも載っていますのでご確認ください。直違橋(すじかいばし)はテキストに載っている点と、難読であること、明治初期の貴重な真円石造アーチ橋であることから、重要な橋です。架かっているのは「七瀬川」です。また、資料のP5とP12で直違橋の別名を「伏見街道第四橋」と書いていましたが、正しくは「伏水街道第四橋」です。お詫びして訂正いたします。
京都の中で例年12月になって色づいてくるのが、六角堂のイチョウ。ビルの谷間にあるため例年色づきが遅く、今年もこの時期に見頃となりました。こうして遅くまで楽しませてくれる場所があるのも嬉しいですね。
六角堂は聖徳太子が創建したと伝わる古寺で、平安京の道が通る際に北へ退いたという話や、縁結びの柳の伝説でも知られます。境内には鳩が多いのも特徴で、しゃがむと餌をくれると思ってかたくさん寄ってきます。この時期は寒そうにじっとしている姿も。境内の奥の池には白鳥もいて、生き物に癒される都会のオアシスのようでもあります。
お堂の左手側には大小のお地蔵さんが並んでいて、冬の時期は頭に手づくりと思しき帽子をかぶっています。どなたかが心をこめて作って奉納したのでしょうか。お地蔵さんの大きさが異なってるのに、それぞれの頭にはちゃんと収まっているので、大きさも考えて作ったのかもしれません。何気ない風景に、温かい心を感じられました。よければ足を延ばしてみてください。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
京都検定1級に3年連続最高得点で合格(第14回~第16回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。
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