彩り始めた神泉苑のツツジ

神泉苑

神泉苑のツツジが綺麗になってきました。

神泉苑ここ数日体調不良で家にこもっておりました。日曜日のまいまい京都さんの散策は、このご時世もあり中止とさせていただきましたが、臨床経過及び抗原検査の結果も新型コロナについては「陰性」でした。現在は熱も下がっておりますが、引き続き喉が痛い状況のため、明日20日19時~予定している無料配信は一週間延期させていただくかもしれません。明日20日午後に判断し、ホームページに掲載いたします。延期の場合はご容赦ください。

神泉苑さて、神泉苑は、二条城に南に残る平安時代の天皇の庭、禁苑だった場所です。現在も池が残り、赤い橋もかかって良い雰囲気の空間です。清らかな水(神泉)が絶えず湧き続ける場所であることから、平安時代から雨乞いの地ともなり、東寺の空海と西寺の守敏の雨乞い対決でも知られています。平安時代の日照りの際には水門が開かれて水が放流されたこともありました。

神泉苑神泉苑は、後の祇園祭に繋がる御霊会(ごりょうえ)が催されたことでも知られます。御霊会とは、政治的な陰謀によって非業の死を遂げた人々の怨霊(おんりょう)を慰めることで、疫病鎮めを祈願した行事です。奈良時代から平安時代にかけては、疫病や高貴な人たちの不幸は怨霊によってもたらされると信じられていました。祇園祭の前身となった御霊会では、当時の国の数66にちなんで66本の鉾をたてたとされ、現在も5月初めの神泉苑祭では、剣鉾が立つ様子を見ることができます(ただし、現在の形態の剣鉾は江戸時代以降に定まったものとの説があります)。

神泉苑祭苑内はツツジが綺麗になってきました。今年は春の花が早いです。例年、神泉苑祭は5月1日から4日にかけて行われますが、今年は3日に法要や静御前の舞が行われるようです。静御前の舞は12時からとのこと。今後の感染状況で変わる可能性もあるため、最新の情報は神泉苑のホームページでご確認ください。

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ガイドのご紹介

吉村 晋弥(よしむら しんや)

京都検定1級に4年連続最高得点で合格(第14回~第17回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。

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