智積院 名勝庭園を飾るサツキ

智積院

智積院を訪れました。サツキの花が咲いています。

智積院智積院は、豊臣秀吉が幼くして亡くなった鶴松を弔うために創建した祥雲禅寺の場所に移ってきたお寺です。名勝庭園はその秀吉時代に築かれたものを受け継ぎ、江戸時代に修築されて現在に至っています。池の中に大きな築山があり、その上に石や刈り込みを配して深山の趣を造りだしています。この築山は中国の廬山(ろざん)を象り、今の時期は緑やサツキが彩っています。

智積院祥雲禅寺時代の庭の面影は、名勝庭園の南側に残されていると伝わり、ちょうどサツキが絵になる一角でもあります。智積院も京都ではサツキの美しい寺として名高い場所である一方、見頃の見極めが非常に難しい花です。25日の段階では盛り過ぎかと感じましたが、まだ綺麗ではありました。

智積院池は建物の下に入り込むという面白い構造になっており、縁側に座ってお庭を眺めたり、あるいは室内奥から額縁状に眺める光景が定番です。ぜひ、ゆっくりと時を過ごしてみて下さい。6月15日には「青葉まつり」があり、庭園が無料公開されます。その日は賑わいを見せますが、境内ではアジサイが綺麗になる頃でもあり、その頃に訪れるのもおすすめです(ただし緊急事態宣言が延長されると中止の恐れあり)。

智積院

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ガイドのご紹介

吉村 晋弥(よしむら しんや)

京都検定1級に4年連続最高得点で合格(第14回~第17回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。

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