平等院の風景

平等院

宇治の平等院を訪れました。

平等院平等院は鳳凰堂が10円玉の図柄となっていることでも知られ、平安時代の貴重な建物が残る世界遺産として国内外から多くの方が訪れる寺院です。鳳凰堂は平安時代中期の1053年の建立で、醍醐寺に残る京都府下最古の五重塔と並び、平安時代をしのべる建物としてこの上なく貴重です。近年の修復で創建当初とされる色彩を取り戻しました。

平等院鳳凰堂は藤原道長の子、藤原頼通によって建てられた平安貴族の力の結晶とも言うべき建物。交通の要衝である宇治橋・宇治川のたもとにあり、数々の戦火にも巻き込まれましたが、奇跡的にその姿を現在にとどめています。建物はもちろん国宝ですが、内部の阿弥陀如来像をはじめ、鳳凰堂で目にできるものだけで6件もの国宝が指定されているという、まさに日本国の宝の中の宝ともいうべき存在です。お堂が10円玉に描かれているのは有名ですが、1万円札に描かれた鳳凰も実は平等院のもの。硬貨と紙幣の両方に用いられるのも納得です。

平等院例年であれば修学旅行生で賑わいますが、宝物館の鳳翔館を含め、今は人影も少なく、ゆっくりと参拝させていただけました。鳳凰堂内部の拝観も待ち時間は少ないでしょう。現在裏門側は閉まっており、表参道側の出入り口に限られますのでご注意ください。

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ガイドのご紹介

吉村 晋弥(よしむら しんや)

京都検定1級に4年連続最高得点で合格(第14回~第17回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。

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