伏見稲荷大社 田植祭 2021年

6月10日に伏見稲荷大社田植祭が行われました。

伏見稲荷大社 田植祭

伏見稲荷大社は五穀豊穣をもたらす神として篤い信仰を集めてきた神社ですが、諸祭事に使われる神饌米は、境内にある神田(しんでん)に植えられた稲によって賄われています。伏見稲荷大社の神田は、昭和天皇の即位記念として向日市寺戸に設けられましたが、昭和23年に稲荷山のふもとに移されました。現在の神田は約100坪で2枚あり、田に植えられた稲は10月25日の抜穂祭で収穫されます。約150kgの米がとれるそうです。

伏見稲荷大社 田植祭

さて6月10日の田植祭は、本殿での13時からの神事の後、神職・神楽女(かぐらめ)・早乙女(田植担当)らが14時頃に神田に移動してきます。まずは神田を祓い、御幣櫃に入れられた苗を神職が取り出して苗を植える代表者に渡し、さらに早乙女たちに手渡されると、神楽女が「御田舞(おたまい)」を舞う中で、一斉に苗が植えられていきます。

伏見稲荷大社 田植祭

早乙女たちは手慣れたもので見る間に植え付けて行きます。神楽女の舞には詩も付いています。「山城や稲荷の神の御田祭り いざもろともに往きて舞はばや」「八束穂の稲荷の御田におり立ちて 舞いつ奏でつ植うる早乙女」「稲荷山かげをひたせる斎田(いわいだ)に 八束(やつか)垂穂(たりほ)のあきの色みゆ」。舞が終わると早乙女は一旦手を止めて戻っていきました。後ほど、植えていない部分は植えていくそうです。稲荷社の根源は稲の実りへの信仰ですので、伏見稲荷大社にとっても大切な神事の一つ。今年も無事に行われました。

伏見稲荷大社 田植祭

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京都検定1級に4年連続最高得点で合格(第14回~第17回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。

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