ハンゲショウが彩る三宅八幡

洛北の三宅八幡宮を訪れるとハンゲショウ(半夏生)が綺麗でした。

三宅八幡宮 ハンゲショウ

三宅八幡宮は、洛北の上高野にある神社で、創建は飛鳥時代の小野妹子によると伝わります。近隣の崇道神社の裏山からは妹子の子である毛人(えみし)の墓であることを示す墓誌が見つかって国宝に指定されており、妹子の頃からこの辺りが小野氏の拠点となっていたことは確かなようです。

三宅八幡宮

境内には狛犬の代わりに八幡様の神のお使いである「駒鳩」が建っているのがユニークです。向かって右側が立った姿、向かって左が座った姿で阿吽を表しているのだとか。絵馬やお守りにも鳩があしらわれているほか、境内には本物の鳩もおり、50円で餌をあげることも出来ます。三宅八幡宮は、子どもの疳の虫封じで信仰を集め、別名 「虫八幡」とも呼ばれています。拝殿には赤ちゃんのよだれかけも多数奉納されていることからも、信仰の深さを感じることが出来ます。

三宅八幡宮

境内の参道脇で売られているのが「鳩餅」。京都検定のテキストにも載っています。現在、営業は金・土・日・月の週四日間。時間は11時~16時。鳩餅は米粉と上用粉をこねたものだそうで、通常のお味と、ニッキ、抹茶の3個セットで450円。お持ち帰りもできますので、お土産にもよいでしょう。コーヒーも300円と良心的で休憩もできます。

鳩餅

参道ではハンゲショウ(半夏生)が綺麗に色付いていました。半夏生は半化粧と書くこともでき、緑の葉を一部だけ残して白く変化する様子から「半分だけ化粧をした」、ハンゲショウと呼ばれるようになったとする説があります。また夏至の日から数えて11日目は「半夏生」呼ばれる雑節ですが、田植に関連する節目として日本では大切にされてきました。その半夏生の時期を知らせるかのように花が咲くため、植物の名前になったともいわれています。無料で目にすることが出来るのもありがたいです。

三宅八幡宮 ハンゲショウ

また、25日は地元の方によって茅の輪がかけられていました。ちょうど作業が終わったところで早速くぐらせて頂きました。左→右→左とくぐって半年間の罪穢れを祓います。茅の輪くぐりは全国的に行われている行事ですので、皆さんのお近くの神社でも30日にかけて行われているかもしれません。

三宅八幡宮 茅の輪

ガイドのご紹介

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京都検定1級に4年連続最高得点で合格(第14回~第17回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。

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