祇園祭 17日朝の山鉾

17日に祇園祭の山鉾巡行の代わりの拝礼巡行(榊巡行)が行われましたが、建てられていた山鉾は本番さながらの飾りが見られました。

長刀鉾

2年続けて山鉾巡行が中止となりましたが、代わりに山鉾町の代表者が榊を手にして長刀鉾の前から御旅所まで巡行しました。今年はくじが引かれて歩く順番が決められています。

鶏鉾

17日朝の山鉾は、巡行はしませんが本番さながらの飾りが付けられ、朝日に輝いていました。霰天神山では今年は宵山から本番用を掛けていましたが、17日朝は本番のようにお社が飾られ、南側の上村淳之(あつし)氏の作品も掛かりました。鶏鉾では見送りの「出陣するヘクトールと妻子の別れ」が掛かり、稚児人形も登場しました。

霰天神山

月鉾では16日の宵山から稚児人形の於菟麿(おとまろ)が登場していましたが、17日朝も美しい姿を見せていました。函谷鉾では前懸の「イサクに水を供するリベカ」が登場。私は見逃しましたが他の山鉾でも本番用の飾りが見られたようです。思いがけないサプライズでした。

月鉾

町内の代表者が集合場所へ向かう際には、お囃子で見送ったり、記念撮影を行ったり、例年の山鉾巡行に近い雰囲気も感じました。何とか来年は、例年通りの山鉾巡行が開催できる環境であってほしいです。関係者の皆様も頭を悩ませたと思いますが、何はともあれ前祭の山鉾行事が終了しました。今週は後祭の山鉾が登場して来ます。猛暑となりそうですので、熱中症には気を付けつつ、無事に終えられることを願っています。

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ガイドのご紹介

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京都検定1級に4年連続最高得点で合格(第14回~第17回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。

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