歴史ある新日吉神宮

先日、東山にある新日吉神宮を訪れました。

新日吉神宮

三十三間堂近くの東大路から通称・女坂と呼ばれる坂を登ると新日吉神宮(いまひえじんぐう)があります。神宮と呼ばれるのは、天皇家やその祖先とされる神々を祀る神社。京都では平安神宮に桓武天皇と孝明天皇が、白峯神宮に崇徳天皇と淳仁天皇が、そしてこの新日吉神宮には後白河天皇がお祀りされています。

新日吉神宮

三十三間堂や法住寺周辺には、かつて後白河天皇が上皇となった後の御所・法住寺殿があり、新日吉神宮はその鎮守として、都を守っていた近江の日吉大社の7柱の神々をお移しになったのが始まりです。神社はその後、応仁の乱で焼かれて衰えますが、豊臣家滅亡の後に、秀吉の墓や当時の豊国神社へと続く参道に登れないようにとの意味もこめて、その参道を塞ぐように新日吉神宮が再建され、立派な社殿が築かれたといいます。

新日吉神宮

一方で、1785年に新日吉神宮内には秀吉を祀ったとされる樹下社(このもとのやしろ)も建立されています。秀吉の元の苗字は木下で、徳川の時代に祀られたとされるのも興味深いところです。

新日吉神宮

新日吉神宮の本社である日吉大社は、天台宗の本拠地・比叡山を古くから神域としていた神で、比叡山も古事記では日枝山(ひえさん:日吉山)と記載されています。後に、天台宗の開祖・最澄が後の延暦寺を開くにあたり、日吉大社を天台宗の守護神として崇敬しました。 日吉大社と同じく、神の遣いである神猿(まさる)の像が 新日吉神宮の境内にもあります。また、本殿裏には樹齢500年~800年というスダジイの木があり、神秘的な雰囲気です。ぜひこちらもご覧下さい。

新日吉神宮 スダジイ

ガイドのご紹介

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: yosimura1.jpg

京都検定1級に4年連続最高得点で合格(第14回~第17回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。

散策・講座のお知らせ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です