嵯峨野の田園風景

嵯峨野には長閑な田園風景が広がっています。

嵯峨野の風景

京都市近郊屈指の長閑な風景が広がっているのは、広沢池周辺の嵯峨野だと思います。嵯峨野といってもその範囲は広く、野宮神社付近の竹林も「嵯峨野の竹林」と呼ばれますので、2-3kmほどの範囲はあるでしょう。辺りは「歴史的風土特別保存地区」に指定されており、土地の維持管理行為以外は現状変更が禁止されています。京都では山沿いを中心にこうした地域があり、景観の保存が行政をあげて行われています。

嵯峨野の風景

広沢池の西側から大覚寺にかけては、特に田園風景が広がる光景を楽しめます。周囲の山も映えて、空間が広く感じられるでしょう。すでに稲刈りは終わり、案山子も役目を終えて無くなっていました。近年はバイオマス堆肥などを使った環境に配慮した米作りを行っておられるところもあるそうです。

嵯峨野の風景

稲刈り後には「稲孫(ひこばえ、ひつじ)」と呼ばれる再度の芽吹きがあり、15日に訪れると田んぼが、夏の時期のように青く(緑に)なっているのが印象的でした。折々に変化するのも田園風景の魅力。京都もほとんどが都市化していますので、こうした風景が都市の近くでこの先も残っていってくれるのは大変貴重だと感じます。

嵯峨野の風景

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京都検定1級に4年連続最高得点で合格(第14回~第17回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。

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