大山崎山荘美術館の風景

大山崎にあるアサヒビール大山崎山荘美術館を訪れました。

大山崎山荘美術館

大山崎は天王山のふもとに広がる街で、京都府と大阪府の境にあたります。大山崎山荘美術館は美しい佇まいの洋館が目を引きます。この建物は、大正から昭和の初めにかけて、実業家・加賀正太郎の山荘として築かれました。平成に入り、紆余曲折を経て、アサヒビールが美術館として再生し現在に至っています。

大山崎山荘美術館

美術館となる際に、世界的に有名な建築家・安藤忠雄氏によって新館が築かれ、洋風の山荘とコンクリートが特徴的な新館とが見事に融合した美術館となっています。「地中の宝石箱」と呼ばれる、地中館にはモネの睡蓮の絵が展示され、さらに2012年には山手館も完成し、企画展示が行われています。

大山崎山荘美術館

現在は新型コロナウイルスの影響で、検温を実施しての入館となっていますが、人気のカフェは開いており、 駅からの送迎バスも24名の定員に戻っているようです。12月5日まで「和巧絶佳展 ―令和時代の超工芸」との企画展が開催中で、美術館のホームページによると「展覧会名の「和巧絶佳」は、現在の日本における工芸的な作品の三つの傾向──日本の伝統文化の価値を問い直す「和」の美、手わざの極致に挑む「巧」の美、工芸素材の美の可能性を探る「絶佳」──を組み合わせた言葉」だそうです。

大山崎山荘美術館

今回の企画展では、1970年以降に生まれた12人の作家さんの作品が展示されていて、いずれも素人の私の目から見ても美しく、技巧を凝らしたものばかりで感動させていただきました。これから11月下旬には紅葉も綺麗になってきます。機会がありましたら、足を伸ばしてみてください。基本は月曜休館です。

ガイドのご紹介

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京都検定1級に4年連続最高得点で合格(第14回~第17回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。

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