二階からの眺めが特別公開中の光明院

先日ご案内で、東福寺の光明院を訪れました。

京都御苑

まずお知らせから。梅小路ポテルの「ポmagazine」で、烏賀陽さん、三浦さんと京都の紅葉についての情報交換会の様子が掲載されました。大変貴重なお話しをうかがえましたので、よければご覧下さい。また、紅葉講座を11月12日(金)18時30分~20時30分頃で開催します。見逃し配信もあり、現在受付中です。

光明院

光明院は東福寺の南にある塔頭寺院で、重森三玲によって整備された境内の波心(はしん)の庭は、どの方向から見ても美しく見えるようにと設計されています。別名「虹の苔寺」という素敵な呼び名もあるように、苔(ウズマキゴケ)が見事な庭園です。

光明院

庭は、中央と南北に三尊石が立ち、それぞれ釈迦三尊・阿弥陀三尊・薬師三尊を表しています。そこから大小75個の石が配置されますが、それらの石は羅漢とされています。重森三玲の庭は、斬新な石の配置が特徴的で、初めて見ると衝撃を受ける方も多いようです。京都では東福寺をはじめ各所で重森三玲の庭園を目にする機会があります。

光明院

光明院の庭園の魅力は、室内から額縁に入った絵画のように眺めることができること。自分の好みの風景を切り取って静かに座して心行くまで眺めることができます。丸窓もあり趣ある風景を楽しめます。

光明院(2階からの眺めではありません)

拝観料は300円ですが、2021年11月14日までは特別に通常非公開の書院2階からの眺めを望むことが出来ます(1000円)。1階からとは異なる印象を受けます。写真が撮れないのが残念ですが、この機会に訪れていただくのもよいでしょう。東福寺では南明院が7日まで、光明院書院2階・正覚庵が14日まで、天得院が17日まで、三門と法堂が12月5日まで公開されています(休止日あり)。

光明院

ガイドのご紹介

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京都検定1級に4年連続最高得点で合格(第14回~第17回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。

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吉村が監修した「京ごよみ手帳2022」が11月中旬に発売予定です。詳細はこちらからご覧下さい。

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