宇治の興聖寺のライトアップが12月12日まで行われています。
興聖寺は宇治にある曹洞宗の寺院で、宗祖である道元禅師が最初に建てた寺院にルーツを持ち、当初は深草に建立されました。その後廃絶し、江戸時代の初めに淀城主の永井尚政が菩提寺として現在地に復興しました。
宇治川沿いから伸びる一直線の長い参道が「琴坂」の名で知られ、水が流れる音が心地よく響いています。この時期は紅葉も綺麗で、日中は500円で拝観ができ、12月12日までは1000円で夜間ライトアップが行われています。最終受付は19時。京阪宇治駅から歩いて10分ほどかかりますので、時間にはご注意ください。
日曜日の5日夜に訪れると、NAKED(ネイキッド)の村松亮太郎氏の『DANDELION PROJECT』が開催されている日で、境内は賑わっていました。タンポポのアートオブジェ『DANDELION(ダンデライオン)』を世界各地に植樹し(設置し)、平和の象徴である花を世界中に咲かせていくという取り組みで、スマホのアプリをかざすと花が咲く演出が見られました。京都のみならず全国各地を会場に行われており、興聖寺では既に終わりましたが、今後10日~19日は嵐山花灯路、15日~1月16日には平安神宮でも行われるそうです。詳細はホームページでご確認ください。
境内では、写真家・田口葉子氏による修行生活の写真展「禅の日常」展が12日まで開催されており、建物内各所で修行僧の様子を収めた素晴らしい写真を目にすることができます。臨場感のある写真ばかりで大変よかったです。
5日の時点では琴坂の紅葉はまだまだ綺麗でした。その後の雨で様子が変わっているかもしれませんが、今週末にかけて終盤に入りながらも楽しめるかと思います。時間帯によっては僧侶のお勤めの様子を間近で見られたり、境内の奥まで拝観させていただけます。ライトアップは12日まで行われています。
ガイドのご紹介
京都検定1級に4年連続最高得点で合格(第14回~第17回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。
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- 【受付中!】12月18日(土)13時~15時45分
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