1月7日に、西院春日神社では春の七草を入れた若菜粥の接待がありました。
先日は上賀茂神社の七草粥をご紹介しましたが、同じ1月7日に西院春日神社でも接待があります(七草粥の由来についてはそちらのブログをご覧ください)。西院春日神社の七草粥は「若菜粥」と呼ばれていて、300円で授与されます。境内には近隣の方と思しき人々が例年長い行列を作りますが、今年も比較的空いており、席の間隔を空けたり、紙の食器を使うなど工夫がなされていました。
若菜粥には、里芋と梅干・昆布もついています。粥だけでは少し味が物足りないかもしれませんので、一緒に食べるとちょうどよいでしょうか。特に里芋は美味です。また、箸の袋には「寅」の文字。毎年その年の干支が特別に描かれているのも特徴です。
胃腸によいという七草粥。古くからの伝統を感じながら食させていただきました。なお本殿の前では、邪気除けの白馬(あおうま)飾りが公開されました。年の始めに白馬(あおうま)を見ると一年の邪気が祓われるといわれています。なんとか今年も無事に過ごすことができればと願っています。
ガイドのご紹介
京都検定1級に4年連続最高得点で合格(第14回~第17回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。