元日に船岡山(建勲神社)から初日の出を眺めましたが、雪景色も綺麗でした。
14日の京都は最大で8cmのまとまった積雪となった京都。私は岐阜の実家に帰省していたため、見られませんでしたがよるに京都に戻ると既にほとんど解けていました。元日は京都市内で2㎝の積雪となり、建勲神社からの初日の出は大変綺麗でした。高台の船岡山から望む雪景色も見事でしたので、改めて今回のブログでご紹介します。船岡山は標高が112m、比高が45mの独立した丘で、平安京造営時には北の起点とされたといわれ、清少納言が枕草子で「岡は船岡」と書いたことは有名です。
京都盆地を眺めるにはちょうどよい高さでもあり、初日の出の前後にも美しい雪景色や京都の山並みを望めました。特に比叡山の存在感は際立っており、低い雪雲から姿を見せる様子は神聖さも感じるほどです。
船岡山は五山送り火の観賞スポットとしても知られ、この日は、大文字、妙・法、左大文字の雪景色が望めました。雪が積もっても、文字が確認できます。
市街地の眺めも美しく、初日の出が照らしていく街並みは特別な光景でした。遠くには京都タワーが望め、よく見るとさらに奥に伏見桃山城キャッスルランド(すでに閉園)の模擬天守の姿もありました。京都の雪景色は儚いですが、年の初めに素晴らしい眺めに出会えました。
ガイドのご紹介
京都検定1級に4年連続最高得点で合格(第14回~第17回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。