智積院の雪景色

21日の京都の大雪。智積院を訪れました。

智積院

昨日は特別公開をご紹介した智積院。21日の雪の日も訪れました。智積院は、豊臣秀吉が幼くして亡くなった鶴松を弔うために創建した祥雲禅寺の場所に移ってきたお寺です。名勝庭園はその秀吉時代に築かれたものを受け継ぎ、江戸時代に修築されて現在に至っています。

智積院

池の中に大きな築山があり、その上に石や刈り込みを配して深山の趣を造りだしています。この築山は中国の廬山(ろざん)を象り、初夏にはサツキが彩ります。なお、祥雲禅寺時代の庭の面影は、名勝庭園の南側に残されていると伝わっています。

智積院

池は建物の下に入り込むという面白い構造になっており、縁側に座ってお庭を眺めたり、あるいは室内奥から額縁状に眺める光景が定番です。ぜひ、ゆっくりと時を過ごしてみて下さい。

智積院

雪の日も額縁状に望むお庭が見事で、手水鉢がアクセントとなっていました。雪はサツキの刈り込みをモコモコとより際立たせています。他のお庭とは違う個性的な眺めだと感じました。

智積院

広い境内も雪が似合う場所があちこちにありました。この日は特別公開のエリアには入っていませんが、特別公開は30日まで行われておりそちらもおすすめです。

智積院
智積院
智積院

ガイドのご紹介

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京都検定1級に4年連続最高得点で合格(第14回~第17回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。

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