1月21日の大雪。清閑寺から清水寺を訪れました。
京都一の観光者数で賑わう清水寺。雪景色も一度は見てみたいと思われる方も多いでしょう。この日は大雪だったため、13時過ぎに訪れてもまだ屋根には雪が残り、風情を感じることが出来ました。なお、清水寺へは清閑寺方面から出入りすることが出来ます。
朝からずっと雪が舞っていましたが、この頃には弱まり、ちょうど奥の院や本堂の舞台上の除雪が行われて解放された直後のようでした。雪の際は足下が危ないため、舞台には足を踏み入れられないこともあります。印象的だったのは近年修復を終えた本堂の金具の輝き。普段であれば葺き替えられた屋根が印象に残りますが、雪のお堂は金色が目立ちます。
現在、清水寺の西門(さいもん)下に、鏡で空を映す催しが2月13日まで行われています。SNS等の写真を見ると青空が映る様子が大変綺麗です。ただ、この日は曇り空で雪が舞うという状況で、鏡(空)は真っ白になっていました。西門は門の上から沈む夕日を眺めて西方極楽浄土を思う「日想観」が行われた場所とされますが、現在は一般の方は立ち入ることが出来ないため、階段に鏡を設置して西側の空を映しているとのこと。日想観にちなんで階段は「日想段」と名付けられたそうです。特に晴れた日の夕方に訪れる方は、ぜひ注目をしてみてください。
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京都検定1級に4年連続最高得点で合格(第14回~第17回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。