源光庵の緑の風景

洛北の鷹峯(たかがみね)にある源光庵を訪れました。

源光庵

鷹峯は都会の喧騒を離れて静かに過ごせるお寺がそろっているエリア。最も有名なのは、丸窓の「悟りの窓」と四角い「迷いの窓」、血天井などで知られる源光庵でしょう。禅宗の曹洞宗で、特に紅葉が窓の奥に望めるため、晩秋には多くの方が訪れて賑わいます。

源光庵

丸窓の「悟りの窓」の円は大宇宙を表し、「迷いの窓」の四角は人間の生涯を象徴して生老病死の苦しみを表すというものですが、先入観を持たずに各々の感性で感じてみてもよいかと思います。

源光庵

2019年6月から受付のある建物の修復のため拝観を休止していましたが、2022年4月から約3年ぶりに拝観が再開されました。拝観休止期間にコロナ禍があり、再開された現在は「靴袋の持参」が呼びかけられています。いちおう現地では紙袋が志納でいただけました。

源光庵

窓の素晴らしいところは、窓が切り取る景色を見る者の自由に変化させることができることです。四季折々の花木の移ろいや天気でも印象が変化し、一日の中でさえ時々刻々と変わりゆく様を感じることができるでしょう。まさに生きている絵画であり、たとえ以前と同じ風景のように見えても、それはもう違う光景。見る者に問いかけるかのような「窓」が禅寺によく見られるのは、まさに精神修行の一環なのだろうかと、あれこれ考えてしまいます。

源光庵

やはり4月に訪れたときよりも窓の奥に映る緑の眺めが素晴らしく、晩秋とは異なって静かな境内でじっくりとこの風景と向かい合うことができます。窓の景色に何を写すかはその人の心次第。源光庵で窓を見れば、私が載せている写真と同じような景色は見えるかもしれませんし見えないかもしれません。皆さんが訪れた日の、皆さんが最高だと感じる風景を窓の奥に映して、迷いと悟りを感じてみて下さい。拝観時間は9時~17時(最終受付16時30分)。鷹峯へはバスで行くことができます。

源光庵

ガイドのご紹介

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京都検定1級に5年連続最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。

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