新年の神泉苑

神泉苑を訪れました。

神泉苑

二条城の南にある神泉苑は、平安時代の天皇のプライベートなお庭として知られます。日照りが続いても水が枯れなかったことから、雨乞いの地や、疫病を鎮めるための祭礼が行われた場所ともなりました。神泉苑の水は二条城が築城された際にお堀の水となり、現在は往時よりは規模が小さくなりましたが、それでも現代人には十分な大きさの水辺が残されて、憩いの場として親しまれています。

神泉苑 善女龍王社

今の神泉苑は鳥にとっても憩いの場のようで、アヒルが放し飼いで飼われていたり、ハトが多い場所でもあります。ゴイサギの名が生まれた伝承がある地にふさわしく、サギも時々飛んできます。この日はカワウを見かけました。神泉苑で鵜と言えば名刀「鵜丸」の話があります。

神泉苑 山茶花

神泉苑のホームページによると、平安時代末期に白河上皇が神泉苑で鵜飼をご覧になった際、特に優れているという鵜が、二、三尺の物を咥えあげては落とし、ついに咥えて上がったという太刀で「鵜丸」と名付けたという話しです。現在は所在不明とのことですが、神泉苑の御朱印の中には「鵜丸」があります。神泉苑では様々な種類がある御朱印も人気となっているよう。

神泉苑 鵜

この時期の境内は山茶花の花も綺麗で、例年秋から見ごろとなり、年明けまで咲いています。新年とあって善女龍王社には友禅作家さんが奉納されているウサギの絵馬が出て、ウサギ像もいつもより目立っていました。

神泉苑

また、新年でも日によるようですが、運良くこの日は善女龍王社の本殿にも近づいて参拝することもできました。本殿の額の文字は、よく見ると正面・右・左・後ろを向く龍のデザインで「善女龍王」の文字となっているのが面白いです。善女龍王社の拝殿前には毎年大晦日に向きが変えられる恵方社もあり、恵方に向かって参拝ができます。お近くに行かれる際は、ぜひ神泉苑に訪れてみてください。

神泉苑 善女龍王社

ガイドのご紹介

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京都検定1級に5年連続最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として20年。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。

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