丹後半島の間人と立岩

先日、丹後の間人(たいざ)を訪れました。

間人

丹後半島にある間人(たいざ)は、冬の高級蟹のブランド(間人ガニ)として有名な集落です。気象関係者の間ではアメダスがある場所としても知られ、その難読地名が話題になることもあります。間人の名前の由来は、聖徳太子の母である穴穂部間人皇女(あなほべのはしひとのひめみこ)に由来し、竹野川の河口にある巨大な一枚岩「立岩」の付近には幼い聖徳太子とともに像が建てられています。立岩については以前にブログに書きました。

穴穂部間人皇女と聖徳太子像

立岩のある場所は間人の入り口で、住宅が密集する間人の街や港はその奥にあります。間人は海に面してはいますが起伏に富んでいるのも特徴で、眺めの良い場所もあれば、崖もあります。そのため漁港も小さく、間人ガニを獲る漁船も小型船が4-5隻しかないともいわれ、荒れる海もあいまった漁獲量の少なさが間人ガニを「幻のカニ」といわしめています。

立岩

しかし、海岸線からわずか15㎞で水深200mに達する急深で起伏に富んだ海底が広がっており、漁場までの距離が近く日帰りで操業できるため、カニは抜群の鮮度を保ち、京都市内の高級料亭からも注文が絶えないそう。カニ好きな方にとってはよく知られた場所だと思います。今回冬の間人に訪れたのは「百度打ち」という行事を見るため。改めてブログでご紹介します。

間人

ガイドのご紹介

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京都検定1級に6年連続最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として20年。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。

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