学校跡を飾る「春めき」桜

高辻通に面した「旧成徳中学校」の「春めきが見ごろになっています。

旧成徳中学校 春めき桜

すでに超早咲きの桜が見頃になっている京都。16日に「桜講座」を開催しました。昨年と同じ内容になりますが、京都の桜の咲く順番を解説しています。4月30日までの見逃し配信でお申込みいただけますので、桜巡りのご参考になれば幸いです。

旧成徳中学校 春めき桜

高辻通室町の西にある旧成徳中学校の北側には「春めき」という品種の桜が植わり、道行く人の目を楽しませています。神奈川県の南足柄市の農園経営者・古屋富雄さんが作出し、卒業生を贈る時期に咲く桜として全国に広まっています。2000年3月に品種登録された比較的新しい桜で、カンヒザクラとシナミザクラ(カラミザクラ)の交雑種なのだそう。

旧成徳中学校 春めき桜

古屋氏は各地の学校への寄贈もされており、京都へは平成25(2013)年1月に小中学校へ計100本が贈られています。ソメイヨシノよりも香りが強く、優雅で甘いという特徴もあることから、視覚障害者のために盲学校に寄贈する活動もされておられます。新時代の桜として、さらに広まっていきそうです。

旧成徳中学校 春めき桜

成徳中学校は、2007年に下京中学校に統合されて廃校となりましたが、建物やグラウンドは地域の施設として使われています。建物は昭和6(1931)年に建てられた鉄筋コンクリートで、窓の形などにレトロな雰囲気もあります。そこを飾る優しいピンクの春めき桜。こちらの「春めき」 桜 は、前管理主事の先生が私財を出して学舎を「春めき」桜の名所にしようと寄贈されたのだとか。今は地域の方々に春を告げる桜として親しまれています。お近くに行かれる際には訪れてみてください。

ガイドのご紹介

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京都検定1級に6年連続最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として20年。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。

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