萩の花が咲く平安神宮の神苑

平安神宮の神苑を訪れました。

NHK文化センターの現地講座で、平安神宮の神苑を訪れました。平安神宮では花菖蒲が見ごろを迎える6月上旬の一日と、9月19日に神苑が無料公開されています。6月は花菖蒲の開花状況によって日が変化しますが、9月19日の方は固定です。ちょうど秋の無料公開の時期は萩の花が見ごろになって来る頃でもあります。

平安神宮の神苑では南神苑に萩の花が多くあり、訪れた12日の段階でも紫色の品のある花を咲かせてくれていました。今年は9月に入っても猛暑が続いており、なかなか秋らしさを感じにくいのですが、萩の花は季節の進みを感じさせてくれました。

東神苑には橋殿とも呼ばれる泰平閣が池に架かり、座れる場所があって、ゆっくりと時間を過ごせます。この時期の神苑はまだまだ緑が綺麗。池には鷺も置物のようにじっといたり、亀や小魚に餌をあげることもできます（50円以上）。京都有数の広いお庭ですので、ぜひゆっくりと時間をとって訪れてみてください。

なお、平安神宮は今年度から塗装の塗り替えや耐震補強などの工事が順次進められており、現在は拝殿が足場に覆われています。一方で、来年12月まで、神職さんのご説明で通常は非公開の本殿外観や鬼門封じの見学ができる御垣内特別参拝が行われています。1日4回、時間が決まっており、料金は2000円。詳細は平安神宮のホームページをご確認ください。

ガイドのご紹介　吉村晋弥

京都検定1級に7年連続の最高得点で合格（第14回合格率2.2％）、「京都検定マイスター」。気象予報士として20年。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。BS朝日「あなたの知らない京都旅」、KBS京都（BS11）「京都浪漫」出演。特技はお箏の演奏。