北野天満宮では、御手洗川足つけ燈明神事が16日まで行われ、本殿「石の間」の特別公開が11日まで行われていました。

北野天満宮は菅原道真公をご祭神とし、学問の神として崇敬を集め、この時期は七夕の飾りも出て境内が華やかです。今年は8月1日~16日まで「御手洗川(みたらしがわ)足つけ燈明神事」と20時までの夜間のライトアップが、7日~11日に本殿「石の間」の特別公開が行われていました。

本殿は慶長12年(1607)年に、豊臣秀頼によって建造されたもので国宝建築です。本殿としては大型ですが、その理由は本殿と拝殿が一体化をしているため。そして拝殿と奥の本殿との間に位置するのが「石の間」です。神と人間の世界をつなぐ神聖な場所とされ、神職しか入れなかった場所ですが2016年からお盆の時期に公開されるようになりました。たいへん霊験あらたかな場所へと足を踏み入れることが許される貴重な機会です。

内部の写真撮影は不可ですが、多数の燈籠が並べられ、宝物や狛犬も展示されています。明るい時間帯の方がはっきり見えるかもしれませんが、夜はやはり非日常の感覚が増すでしょう。神職さんのご説明があり、内部の展示や建物の理解が深まりおすすめです。料金は1000円。今年は11日までで終了となりましたが、来年以降も開催されると思いますので、ぜひ訪れてみてください。

さて、もうひとつの「御手洗川足つけ燈明神事」も2016年から行われています。北野天満宮では江戸時代まで旧暦の七夕に水に足を付けて厄を祓う御手洗祭を大規模に続けてきましたが、明治以降は縮小していたそう。これを現代に合わせた形で再興するため境内に新たに川の流れを設け、北野祭の一環で足つけ燈明神事が行われています。

足つけ燈明神事の参加受付は絵馬堂で、今年は17日までの9時から19時40分最終受付で行われています。料金は500円。まず最初にご利益が異なるロウソクを1本選んで授かります。そして靴などを脱いで裸足になると、境内の御手洗川の中に足を浸していきます。御手洗祭といえば下鴨神社が有名ですが、同じような流れです。特に昼間はクールダウンできるでしょう。

ロウソクは川に下りて早々に灯すことができますが、例年風で消えることも多いです。ロウソクは川から上がると献じる場所があり、ここで再度灯してもよいでしょう。そして再び靴を履いて終了です。三光門前には笹飾りや灯籠(提灯)が灯されて大変綺麗で、暗くなる時間帯もおすすめです。

ガイドのご紹介 吉村 晋弥

京都検定1級に8年連続の最高得点で合格(通算11回合格。第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として20年。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。BS朝日「あなたの知らない京都旅」、KBS京都(BS11)「京都浪漫」出演。特技はお箏の演奏。
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