2026年6月、南丹市美山町田歌(たうた)に「ぬいぐるみ神社」ができました。先日訪れてきました。

2026年6月、南丹市美山の山中に「ぬいぐるみ神社」が新たに創建されました。神社は大阪府豊中市で「ぬいぐるみ病院」を運営する企業「こころ」が整備し、京都市東山区の霊明神社より祭神の分霊を受けているとのこと。

ぬいぐるみ神社は宗教法人ではありませんが、境内には一般的な神社のように鳥居や拝殿、本殿、手水舎が整備されています。創建の経緯については、ホームページをご覧ください。

美山の「かやぶきの里」からさらに東へ道を進むと田歌(たうた)の集落へと続き、田歌舎を目印に林道へと分岐をすると、やがて木々の中に駐車場が表れます。ぬいぐるみ神社へは、ここから歩いて5分ほど。私が乗っていた車のカーナビには道自体が表示されませんでしたが、GoogleMapには神社の位置が載っているため、そちらを参考いただくとよいでしょう。

SNS等で話題になっていることや、山深い場所ながら車であればアクセスはさほど悪くなく、「かやぶきの里」から足を延ばせる場所とあってか、私が訪れた日には車でパラパラと訪れる方がおられました。

周囲は深い森で渓流が流れており、禊の板橋を渡って境内に入ります。まず目を引くのが「くまさんの耳」が付いた鳥居でしょう。手掘りの扁額も付いています。さらにソフトクリーム風かやぶき屋根の手水舎もユニークです。

そして、かやぶきの拝殿は山中でよい雰囲気です。屋根には土を乗せて芝や花を植える芝棟に挑戦されているとのこと。内部側面には「くまさん窓」があり、輪郭がくまさんになっていてかわいいです。さらに狛犬の「ぬい狛犬さん」が拝殿入り口を守っています。ちゃんと阿吽になっていました。また「かんぬいさん(神主さん)」のぬいぐるみもいます。

裏の本殿へと回る途中には、チェーンソーアートの可愛い動物があしらわれていました。チェーンソーアーティストのなつこさんが生み出されたとのこと。本殿は霊明神社から拝領した社殿で、屋根は柔らかそうな素材で葺かれていました。

拝殿側を振り返ると、動物たちのぬいぐるみがお祈りをしているのも可愛いらしいです。まだまだ境内は整備中で、来年は蛍の時期のイベントなども検討しておられるとのこと。個性的で可愛い境内ですので、今後もSNS等で注目され、訪問者は増えるのではないでしょうか。



ガイドのご紹介 吉村 晋弥

京都検定1級に8年連続の最高得点で合格(通算11回合格。第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として20年。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。BS朝日「あなたの知らない京都旅」、KBS京都(BS11)「京都浪漫」出演。特技はお箏の演奏。
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