元伊勢内宮皇大神社

福知山市にある元伊勢三社のうち、元伊勢内宮皇大神社(こうたいじんじゃ)を訪れました。

元伊勢内宮

元伊勢三社とは、天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)、元伊勢内宮皇大神社(こうたいじんじゃ)、元伊勢外宮豊受大神社(とゆけだいじんじゃ)の総称で、福知山市大江町に点在しています。天照大神(アマテラスオオミカミ)をお祀りする伊勢神宮の内宮は、伊勢の地に遷座する前に各地を転々としていたとされ、そのうちのひとつ、丹波(丹後)国での所在地が吉佐宮(よさのみや)と呼ばれています。元伊勢内宮はその吉佐宮(よさのみや)の候補地のひとつとされることから「元伊勢」と呼ばれています。他にも、吉佐宮の候補地は、宮津市の籠神社(このじんじゃ)などがあります。

元伊勢外宮

また、伊勢神宮の外宮に祀られる豊受大神(トヨウケノオオカミ)は、元は丹波(丹後)国の神で、豊受大神社はその豊受大神の元宮ともされています。このように、大江には天照大神と豊受大神という2神それぞれの「元伊勢」があり、現在も多くの人を引き寄せ、元伊勢内宮皇大神社の駐車場にも他府県ナンバーの車がよく駐まっています。社伝では皇大神社の創建は、第10代崇神天皇39年のこととされますが、実際いつ頃からこの地に皇大神社があったのか、古代丹波(たには)と大和(やまと)との関連、信仰の歴史などについては、大変興味深い話題ながら、ここでは触れません。皇大神社のホームページなどもご参考ください。

元伊勢内宮

皇大神社から天岩戸神社に向かう途中に遥拝所がある「日室ヶ岳(日室ヶ嶽、岩戸山、城山とも)」は、綺麗な三角形をしたご神体山で、ピラミッド形ともいわれます。その頂上には磐座(いわくら)があるそうで、皇大神社はもとこの山頂にあったとの伝承もあります。遙拝所から拝む東斜面は、禁足地とされてきました。初めて見ると圧倒されるその山容には、手を合わせたくなることでしょう。

日室ヶ岳

以前に夏至の日に行われる「夏越の大祓」の様子をブログに書きました。この日は、内宮では八朔祭の奉納行事がありました。かつて盛んだった外宮と内宮の大鳥毛回しの練りこみは、住民の高齢化などで縮小されており、現在は二俣地区が外宮とその周辺で朝7時から行うのみとなっています。また、来年以降に見に行くことができればと思います。

大鳥毛回し

ガイドのご紹介 吉村 晋弥

京都検定1級に8年連続の最高得点で合格(通算11回合格。第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として20年。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。BS朝日「あなたの知らない京都旅」、KBS京都(BS11)「京都浪漫」出演。特技はお箏の演奏。

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