先日、早朝の清水寺を訪れました。現在は釈迦堂内部が御朱印所となっており、中の釈迦三尊像を参拝することができます。

京都観光の定番スポットの清水寺。暑い日が続きますが、多くの観光客が訪れています。7時台はまだ観光客は少なめでしたが、8時頃から海外の方が団体で訪れるようになり、9時台には本堂はかなりの賑わいでした。

境内では、本堂に続く廊下に恒例の岩手県の南部鉄器の風鈴が多数並んで涼やかな音色を響かせていました。清水寺の草創にも関わる坂上田村麻呂が東北を平定したことや、蝦夷(えみし)と呼ばれた東北のリーダーの阿弖流為(あてるい)と母礼(もれ)の顕彰碑があるなど、清水寺は東北とも関連するお寺と言えるでしょう。

本堂を抜けた場所の納経所が現在修理中のため、御朱印等は釈迦堂内で授与されています。通常非公開の場所ですが、修理中のしばらくの間はどなたでも堂内に上がって参拝させていただくこともできます(御朱印を希望されない場合は、周囲の邪魔にならないように参拝後は速やかに退出される方がよろしいかと)。

釈迦堂は江戸時代の寛永8(1631)年の建造の建物が、昭和47(1972)年の土砂災害で倒壊し、昭和50(1975)年に再建されたお堂です。堂内の鏡張りの天井には見事な飛天が描かれ、釈迦三尊像が祀られています。中央の釈迦如来坐像は高さ約89㎝で、和様の彫刻様式を伝え、平安時代末期頃の作とみられる寄木造・漆箔の像です。両脇の文殊・普賢菩薩像は小像で、製作時期は釈迦如来像よりはかなり遅れるとみられています。内部で拝せるのは貴重な機会ですので、ぜひ堂内にも上がらせていただきましょう。

海外の方を中心に真夏でも賑わう清水寺。8月9日~16日には恒例の千日詣りが行われ、本堂の内々陣に入れ、通常よりも近い距離で仏様に参拝することもできます。

ガイドのご紹介 吉村 晋弥

京都検定1級に8年連続の最高得点で合格(通算10回合格。第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として20年。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。BS朝日「あなたの知らない京都旅」、KBS京都(BS11)「京都浪漫」出演。特技はお箏の演奏。
散策・講座のお知らせ
【散策を受付予定】
8月9日(土)13時30分~15時30分頃
北野天満宮の足つけ燈明神事と石の間の特別公開へ
【祇園祭講座 2025年を開催!】
その1 ~祇園祭の歴史と1ヵ月の行事~ → 見逃し配信あり
第1部:13時30分~15時30分、第2部:16時~18時頃
その2 ~各山鉾の見どころを徹底解説~
【講座を受付中!】
奥深い京都へのいざない!マニアック京都講座
見逃し配信→城南宮と深草・藤森
【まいまい京都さんで散策受付中!】
8月17日(日)09時~11時30分頃
【哲学の道】古刹をつなぐ疏水べりの散歩道、岡崎神社から法然院まで
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