本日も台風情報です。台風19号は13日日中の京都にも間接的に影響を与えることになりました。
台風19号。11日21時の気象庁の予想では、少し接近タイミングが早まり、13日夕方に四国の南、13日深夜から14日未明に紀伊半島に上陸して東海地方に向かう流れが中心線となってきました。接近時の気圧は台風18号(955hPaで静岡県に上陸)よりも19号の方がやや高い(室戸岬付近で960hPa)予想ですが、勢力は同等で、予報円の中心を通る場合、近畿や東海の都市部は台風18号よりも距離が近い分、影響が大きくなる見込みです。台風本体の接近とともに、急に風や雨が強まりますので、京都でも13日夕方以降はご注意下さい。
近畿地方では、気象台の13日と14日の両日が「暴風雨」マークになっていますが、ちょうど日付をまたいで台風が影響するためで、丸々2日間暴風雨に見舞われるわけではありませんご注意を。現時点の予想では、13日の前半は雨は降っていてもまだ活動できると思います(ただし、今後台風がさらに早まる可能性もあるため、最新情報にはご注意を)。13日午後に行われる予定だった粟田祭の神幸祭は本日中止が決定されました(ことぶらさんでの散策も中止となります)。一方、12日夜の夜渡り神事のほうは、これも現時点の予想では雨に降られずに催行できそうです。
雨の方は13日から強まり、特に台風本体の雨雲がかかる時間帯は非常に激しく降る恐れもあります。台風の回転性の風の影響で、雨のピークは台風の中心が接近する前にあることも多く、中心にとらわれずに雨の降り方にも十分にご注意ください。余談ですが、台風19号はこのまま上陸をすると、1951年以降で歴代9番目に上陸時期が遅い台風となります。一般的には台風シーズンもそろそろ終わりですが、今年はこれが最後の接近台風となってほしいですね。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。