京都 例年より大幅に早く河津桜が開花

河津桜 一条戻り橋 2月10日
京都では超早咲きの河津桜が開花し始めました。例年より約3週間早い開花です。

河津桜 一条戻り橋 2月10日2月もまだ上旬だというのに、桜が咲き始めました。伊豆地方原産の「超早咲き桜」である「河津桜」です。本日(10日)、私が毎年定点観測している一条戻り橋の河津桜が開花しているのを見つけました、昨年と比べると約3週間、遅い年と比べると1か月も早い開花です。例年、河津桜が咲くと、いよいよ京都の桜シーズンが始まったと言えますが、今年は喜んでばかりもいれません。この大幅に早い開花をどう捉えるべきか…。例年であれば、河津桜が咲いてから約3-4週間でソメイヨシノが開花します。となると、ソメイヨシノの開花は3月上旬か!といえば、そうはならないでしょう。過去に最も早い開花の記録は2002年の3月18日です。

河津桜 東寺 2月10日2月も上旬に入って、民間気象会社のソメイヨシノの開花予想が出てきましたが、京都については概ね「平年並」の予想。平年は3月28日ですので、そこから+-2~3日といった予想です。2月・3月は平年より気温が高くなる可能性があるものの、秋からの100年に1度レベルの暖かさによって、桜が休眠から目覚めて開花準備を始めるのに必要な「寒さ」にさらされる時間が短かかったため、今年は目覚めが遅れると見込まれています。すなわち、目覚めが遅い+この先の気温が高そうというのが相殺されて、平年並と予想されています。この考え方には一理ある一方、桜が休眠からいつ目覚めているのかというのを正確に見極めるのは難しく、誤差が出る可能性も比較的高いと推察します。

河津桜 東寺 2月10日そして、一条戻り橋よりも例年開花が早い河津桜がある東寺にも行ってきました。東寺は大師堂の北に河津桜があります。こちらもやはり開花していました。しかし、その花の様子はたいへんショックでした。花が傷み、しおれてしまっています。綺麗な桜の形に開いているものは少数。なぜこのような姿になってしまったのか…。早く咲きすぎたせいか、1月下旬のマイナス4℃以下の気温が影響したのか?今週月曜もマイナス2℃まで下がりました。

河津桜 東寺 2月10日正確な理由は分かりませんが、少なくともいえるのは今後の推移は要観察だということ。この木だけの問題なのか、他の木も同様なのかが目先の注目事項。東寺や一条戻り橋の河津桜は京都の中でも開花が早い木で、これから咲く河津桜の様子、あるいはその他の超早咲き桜がいつ咲き始めるのか、この辺りが大いに注目です。傷んだ花を見て、ソメイヨシや京都に数多く植わる早咲きのしだれ桜の挙動も心配になってきました。例年であれば嬉しいはずの桜シーズンの始まり。今年は例年よりも大幅に早く、そして不安を抱いて始まりました。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2016」監修。特技はお箏の演奏。

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