親鸞聖人の生誕地 日野誕生院

日野誕生院
先日、日野にある日野誕生院を訪れました。親鸞聖人の生誕地として知られています。

日野誕生院日野誕生院は、地下鉄の石田駅から山沿いへと20分ほど歩き阿弥陀像と薬師如来で有名な法界寺の裏手にある寺院です。辺りは日野氏の本拠地で、親鸞聖人は承安3(1173)年に、この辺りでお生まれになったとされます。幼名は「松若丸」と呼ばれました。その後、9歳で青蓮院で出家。その際に詠んだという「明日ありと 思う心のあだ桜 夜半(よわ)に嵐の 吹かぬものかは」の和歌は、境内にも石碑が立ちます(同じものが青蓮院にもあります)。

日野誕生院親鸞聖人は、出家した当時は範宴(はんねん)と名乗り、比叡山で修業を行いましたが自らの煩悩との葛藤にさいなまれ、毎夜山を下りては六角堂にこもって、のちに法然上人のもとへと弟子入りします。そして別な名を経てやがて親鸞と名乗り、念仏修行に明け暮れていきました。承元の法難で越後に流れますが、のちに関東で布教を進め、60歳を過ぎてから京都に戻って晩年は念仏の教えを書物にまとめ、90歳で亡くなりました。

日野誕生院さて、日野誕生院の由緒です。本願寺の第19世・本如上人は親鸞聖人が生まれた日野の地を調査され、親鸞聖人の父である日野有範(ありのり)を祀る有範堂を建立しました。その後、第21代・明如上人の時に「日野誕生院」と改称されました。現在は親鸞聖人ゆかりの地として、参拝者が訪れる場所となっています。境内の西側には親鸞聖人の胞衣を納めたという胞衣塚もありますが、保育園の敷地にあるため園がお休みの時は見られないのでご注意を。

日野誕生院日野誕生院は、一般的な浄土真宗のお堂の造りとは異なり、回廊が連なる奥に本堂がある雅な造りをしています。本尊の阿弥陀如来像に手を合わせ、境内を歩いて、幼いころの親鸞聖人を偲ぶことができる場所です。境内には童形像もあり、緑も綺麗ですので法界寺などとあわせて足を延ばしてみてください。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2016」監修。特技はお箏の演奏。

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