哲学の道から少し山沿いに入った場所にあるのが法然院。離れているようですぐに行けますので、お時間のある方は寄り道していただくとオススメ。落ち着いた雰囲気が漂う境内は、多くの方が求める「京都らしい」空間なのかもしれません。趣ある茅葺の山門をくぐると、左右に白砂壇(びゃくさだん)と呼ばれる長方形の白い砂盛が現れます。この白砂壇は水を表し、その間を通ることで心身を清めて浄域に入ることを意味しているのだそう。
白砂壇の上に描かれる砂紋は季節によって異なり、春は桜、秋は楓、新年には「寿」の文字があしらわれていることもあります。先日訪れた時は梅雨を意識されてか、水の波紋のような丸い模様が描かれていました。こうして四季折々に変化があるのも、何度でも足を延ばしたくなる理由のひとつです。今の時期は緑がたいへん美しく、ゆったりと境内を散策することができます。お近くまで行かれましたら、足を延ばしてみてください。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2016」監修。特技はお箏の演奏。