龍源院 龍吟庭のサツキ

龍源院 龍吟庭
13日に大徳寺の龍源院を訪れると、龍吟庭をサツキが彩っていました。

龍源院 龍吟庭龍源院は、常時公開されている塔頭で、1502年に東渓宗牧(とうけいそうぼく)を開山として創建されました。方丈の南側は昭和55年に築かれた枯山水で一枝坦(いっしだん)と称されて見事です。さらに北側の龍吟庭は室町時代の作庭で歴史的にも貴重な庭園となっています。特徴は、白砂ではなく苔で海を表現しているところ。建仁寺の両足院にも同様の庭はありますが、珍しい形式の庭園です。

龍源院 龍吟庭龍吟庭の中央部には三尊石、ないし須弥山をかたどったとされる立石があり目を引きます。13日に訪れたときにはちょうど周りのサツキの刈込に花が咲いて彩を加えていました。サツキの花は普段の庭園の眺めを変える意外性が魅力。龍吟庭も思いがけず素晴らしい光景でした。龍源院には、他にも壷庭の東滴壷(とうてきこ)や滹沱底(こだてい)といった枯山水もあり、普段は静かに時を過ごせます。機会がありましたら足を延ばしてみてください。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2017」監修。特技はお箏の演奏。

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