亀岡市にある谷性寺(こくしょうじ)界隈には桔梗の花やアジサイが咲いています。
谷性寺は亀岡市宮前町猪倉にあるお寺で、別名は光秀寺、あるいは桔梗寺とも呼ばれています。亀岡に城を築いた明智光秀の首塚があることで知られ、明智の家紋でもある桔梗の花が咲きます。周辺は「ききょうの里」として農地にたくさんの桔梗やアジサイの花が植えられており、7月23日まで谷性寺を含めて500円の有料エリアとなっています。
「ききょうの里」には駐車場もあり、地元の野菜などの売店や食事処にもなっている受付で500円を払うと、建物の裏の桔梗やアジサイが植えられたエリアから谷性寺まで歩いて行けます。寺は小規模で、門をくぐってすぐに光秀の首塚が見つかるでしょう。この日は本堂の拝観はできませんでしたが、本尊の不動明王は光秀が篤く信仰したとされます。境内の右手にはかつて亀山城下にあったという門が移築されており、明智山門と称されています。上部の蟇股に桔梗の紋があしらわれていますのでお見逃しなく。
今年は花の開花のペースがやや遅く、私が訪れた6月下旬で桔梗は咲きはじめ。アジサイは見ごろに入り始めた頃でした。谷性寺から奥に進んだ場所には馬にまたがった光秀のかっこいい像もありました。光秀がいかに亀岡で愛されているかがわかります。隣の篠葉神社も趣がある神社。お車をお持ちの方は「ききょうの里」にも足を延ばしてみてください。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2017」監修。特技はお箏の演奏。