真如堂門前と迎称寺の萩

真如堂門前と迎称寺の萩が咲き始めています。

真如堂 萩

だんだんと秋めく日が増えてきた9月。各地で萩の花が咲いてきました。先日ご紹介をした、萩の寺の常林寺や伏見の勝念寺はすでに見ごろ。萩は場所によって開花時期の差が大きく、10月まで楽しめます。

真如堂

萩は、万葉集では登場する草花の中では最も多くの和歌が詠まれているほど、古来より親しまれてきました。荒地に生え、生命力が強いのが特徴で、万葉集の「我が背子(愛する男性)が かざしの萩に 置く露を さやかに見よと 月は照るらし」の歌のように、身に着けて健康を願ったこともありました。

迎称寺

先日、真如堂に訪れると西の道路に面した萩は咲き初めでした。境内はカエデを中心とする木々の緑にも包まれ、奥にはもっと咲いている萩もあります。近くでも開花状況が違うのが面白いです。この日は雨だったこともあり、萩の葉にキラキラと光る水玉ができ、萩の露を楽しむこともできました。そしてそこから北側の迎称寺の土塀沿いに咲く萩も、昔ながらの風情があって綺麗。こちらもまだピークはこれからという印象でしたので、これからさらに華やかになるでしょう。

迎称寺

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京都検定1級に4年連続最高得点で合格(第14回~第17回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2020」監修。特技はお箏の演奏。

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