八坂神社の初能奉納 2022年

八坂神社では1月3日に初能奉納がありました。

八坂神社 初能奉納

八坂神社の新春の恒例行事のひとつが初能奉納です。観世流と金剛流とが隔年で「翁」を演じ、今年は金剛流の順番でした。昨年は中止のため2年ぶりの開催です。「翁」は、五穀豊穣、国家安泰、天下泰平を祈願する儀式的な内容で、特にストーリー性もない演目のため、能の解説サイトでは「能にして能にあらず」と書かれています。この演目の起源は能の初期であるために格式が高く、新年や祝賀祭などで好んで演じられています。

八坂神社 初能奉納

「翁」の演目では、まず露払いの意味合いで千歳(せんざい)がさっそうと舞った後に、翁面をつけた能役者が舞い、続いて狂言役者が演じる三番叟(さんばそう)が登場して、勢いよく掛け声を発しながら舞台を駆け回り、その後、鈴を振りながら躍動的な舞を舞って行きます。能役者が演じる翁は、千歳(せんざい)が舞っている最中に舞台上で面を付ける点が、他の演目とは大きく異なっているそうです。

八坂神社 初能奉納

人の声や演奏が作りだす、いわゆる幽玄(非常に趣が深い)の世界には毎回強くひきこまれるものがあります。一朝一夕の練習では作り出せない、この世界観が能の醍醐味なのでしょう。こうした素晴らしき伝統芸能が、もっと多くの人の目に触れてほしいと思います。機会がありましたら、ぜひご覧ください。

八坂神社 初能奉納

八坂神社 初能奉納

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京都検定1級に4年連続最高得点で合格(第14回~第17回、第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。

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