同志社大学の礼拝堂前の梅

同志社大学今出川キャンパスの礼拝堂前の梅がまだ綺麗でした。

同志社大学 礼拝堂

地下鉄今出川駅からすぐにある同志社大学の今出川キャンパス。私の母校ということもあり、今でも図書館にはよく通っています。この時期楽しみにしているのが礼拝堂(チャペル)前の紅白の梅。ちょうど見ごろです。キャンパス内は個人であれば自由に見学ができ、2013年の大河ドラマ「八重の桜」の舞台にもなった明治時代の建物を眺めることができます。

同志社大学 礼拝堂

同志社を創設した新島襄の時代から変わらずに立っている建物は、西門を入ってすぐの彰栄館、そこから芝生を挟んで東にある礼拝堂、正門からまっすぐ入った場所にある有終館も、新島襄がその佇まいを目にしています。

同志社大学 礼拝堂

新島襄は本格的な春を前に咲き誇る寒梅を愛し「真理は寒梅のごとし 敢えて風雪を侵して開く(真理似寒梅敢侵風雪開)」と漢詩を詠みました。礼拝堂の脇にはその漢詩を刻んだ石碑も立っていますが、解説板はなく、気が付く方は少ないかもしれません。

同志社大学 礼拝堂脇の碑

新島襄の妻である新島八重も「めずらしと 誰かみざらん 世の中の 春にさきだつ 梅の初花」と、梅に例えられています。寒い時期に先んじて咲く梅の花は、まだキリスト教への風当たりが非常に強い時代の中で奮闘した、二人の人生にも重なっていきます。新島襄の生きていた時代にあった礼拝堂の前に梅が植えられているのも、よいですね。近年はコロナ禍で構内への立ち入りが制限されていて目にすることができませんでしたが、今年は久しぶりに美しい光景を目にすることができました。

同志社大学 礼拝堂

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京都検定1級に6年連続最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として20年。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。

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