下御霊神社の茅の輪と修繕された神輿庫

6月も終わりが近づき、茅の輪がでている神社も増えています。

下御霊神社 茅の輪

茅の輪は6月30日を中心に京都各地のかなりの数の神社に登場します。茅の輪をくぐることで、半年間の間に知らず知らずの間に身についてしまった罪や穢れが払われて、残りの半年間を無事に過ごせるとされています。その由来は、疫病の神である牛頭天王(ごずてんのう ※武塔天神)を温かくもてなした蘇民将来(そみんしょうらい)とその子孫が、お礼として腰に茅の輪を巻くことで疫病を逃れられるという教えを授かったことによります。

下御霊神社 茅の輪

くぐり方は神社ごとに少しづつ違いますが、基本的には「水無月の なごしの祓いする人は ちとせの命 のぶというなり」という歌を唱えながら、左→右→左と無限大マークや8の字を描くように通過して最後に本殿を参拝します。茅の輪くぐりは全国の神社で行われますので、30日にかけて見かけたらくぐってみてください。

下御霊神社 神輿庫

下御霊神社では神輿庫の修繕も完了していますが、まだ寄付を募っておられます。扉の立体的な紋の表現などが見事で、これは石膏によって形作られ、その上に漆喰が塗られているとのこと。神輿庫は約300年前に時の天皇や上皇から大宮神輿を寄付頂いた際に建てられたもので、1788年の天明の大火の折には中の神輿を守りました。神輿庫の詳細は下御霊神社のホームページもご覧下さい。

下御霊神社 神輿庫

ガイドのご紹介

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京都検定1級に6年連続最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として20年。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。

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