建仁寺の西来院(せいらいいん)を訪れました。

建仁寺の境内にある塔頭(たっちゅう)の西来院は、今年春から公開が始まったお寺です。開山は中国出身の禅僧・蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)で、2028年に蘭渓道隆750年遠忌を迎えるにあたって近年境内が整備され、2024年から期間を区切って公開されています。

庭園は中根庭園研究所によって整備され、境内を入った前庭は「九華青蓮(きゅうかしょうれん)」と名付けられ、阿波青石を蓮の花に見立てた石組が特徴。今年は紅葉が乾燥が強いまま、葉が枯れてしまった状態で残念でしたが、昨年は綺麗な紅葉が見られました。

奥に進んだ本堂前の庭園は、中国仏教協会から奉納された中国の霊地・峨眉山(がびさん)の貴重な石が3つ用いられて整備され、ご住職や作庭家ご自身も中国へと足を運んで峨眉山をイメージした庭が築かれたそう。このお庭は「峨眉乗雲(かびじょううん)」と名付けられています。この場所はドウダンツツジが植えられており、彩りが見事でした。

また、中庭は珍しい亀甲竹が植えられ、蘭渓道隆にちなんで蘭の花もたくさん植わっています。樂雅臣氏が奉納された石の器「円宗」には、蘭の花が浮かべられていました。植栽にはプラントハンターとして活躍する西畠清順氏が携わっておられ、初夏には蘭の花も境内を彩っています。

本堂では、中国人アーティストの陳漫(チェンマン)氏が描いた天井画の「白龍図」も目を引きます。二匹の龍が違った表情で参拝者を見下ろしています。また、同じく陳漫氏が描いた「唐獅子図屏風」も奉納されています。他にも、木村英輝氏が奉納した金屏風「登竜門」も存在感があり、鯉も多数描かれています。年内の公開は12月28日まで。時間は10時~17時です。機会がありましたら、訪れてみてください。
ガイドのご紹介 吉村 晋弥

京都検定1級に8年連続の最高得点で合格(通算10回合格。第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として20年。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。BS朝日「あなたの知らない京都旅」、KBS京都(BS11)「京都浪漫」出演。特技はお箏の演奏。
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