壬生狂言の土蜘蛛


今日は、壬生寺壬生大念仏狂言を見に行ってきました。有名な演目の炮烙割はすでに終わっていましたが、土蜘蛛を見ることができました。
熱にうかされる源頼光が土蜘蛛に襲われるもののなんとか追い払い、家来の渡辺綱と平井保昌に土蜘蛛を打つよう命じて、土蜘蛛を退治するまでの場面を狂言にしたものです。土蜘蛛のまく糸が本物の蜘蛛の糸のようで、観客の目を引きます。演じる源頼光らはもう糸でぐるぐるになっていますが、観客の方にも意図的に飛ばしてきます。
この糸を持っていると厄除けになり、先に付いている糸の心(鉛玉)は財布に入れておくと「お金がたまる」などと言われています。今回は、運よく手に入れることができました!糸は薄い和紙で出来ていて、演者は器用にそして上手に、何度も蜘蛛の糸を飛ばします。
壬生狂言を見るならば、席は前の方がおススメです。と言うのは、いろいろな縁起物を投げてくれることがあるからです。「愛宕詣り」の演目では、厄除けのせんべいを投げてくれます。今日は天気が雨なのもあり、前の方の席は空いていましたが、それでも合羽を着て前に陣取るつわものもおられました。
私も、レーダーを見て雨がもう降らない確信を持って前の席に移動し、真正面で見ることができました。こういうときは便利な能力です。
狂言は難しいという先入観を持たれがちですが、実際に見てみると面白いものです。壬生狂言は声の無いパントマイムのようなもので、動作がいちいち面白く大げさで、各所で笑いがおこります。もともとが庶民に向けて教えを広めるための宗教劇ですので、知識がなくても楽しめるようになっています。機会がありましたら、是非ご覧になってください。
春の壬生狂言は29日までで、午後1時~。入場料800円。29日のみ夜の部もあります。ちなみに、平日の演目は当日まで決まりません。と言うのも、演者が仕事をしているので、その日の状況によってできない演目もあるからだそうです。当日午前中に電話をしても教えていただけないそうです。どの演目が見られるかは、行ってからのお楽しみ。土日祝の演目は事前に決まっていて、また平日でも必ず最初は炮烙割です。
さて、源頼光を襲ったと言われる土蜘蛛の塚は、西陣の上品蓮台寺に残っています。また、土蜘蛛の灯篭が北野天満宮の東向観音寺にもあり、5月3日の散策で訪れる予定です。
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