ガーデンミュージアム比叡と美しい夜景


今日は比叡山へ行ってきました。個人的にガーデンミュージアム比叡が好きで、毎年夏には避暑も兼ねて訪れています。今年は「友の会」にも入りました。ナイターで訪れるのは初めてでしたが、大変に美しい光景でした。

ガーデンミュージアムのパンフレットには「市街地より5-6℃低い」と書かれていたと思います。ガーデンミュージアム付近の標高は約840m。通常は気温は100mにつき0.65℃の割合で下がると言われますが、これは晴れた日と雨の日では異なり、晴れた日には100mにつき約1℃、湿度が100%に近い雨の日には約0.5℃の割合で下がっていきます。

つまり、晴れた日であれば、京都市街地のとの気温差は7℃くらいは見込めることになります。パンフレットの数字は一般論でしょう。今日の京都は17時過ぎでもまだ35℃を超えていましたが、高度840mでは27.5℃。その差は約7.5℃と予定通りの涼しさで迎えてくれます。私はいつも晴れているときに来ていますので、どの日も気温差は7℃程度ありました。

さて、園内は花が咲き乱れ、京都と琵琶湖の両方の眺めも素晴らしく、訪れている人たちはみな口々に「綺麗!」と言葉にしています。今日は比較的空気も澄んでいて、絶好の比叡山日和!子どもも大人もテンションが上がっています。ここはカップルや親子連れにもお勧めの場所です。

夜にはライトアップも行われ、夜景もまた素晴らしく、琵琶湖に上る月は湖上を照らし、本当に美しい光景でした。京都側では京都タワーも発見でき、大原から伏見まで一望できるのはさすが比叡山と言ったところです。ライトアップされたお花も美しく、とても贅沢な時間でした。夜は一人で来ましたが、一人で見るのはもったいない景色です。

ナイター営業は16日までと、20日・21日・27日・28日です。この期間は、出町柳駅から入園券付きの非常にお得な往復切符が発売されています。通常期は割引切符でも2300円しますが、ナイター期間は1500円!!正直、この価格は驚きです。もちろん車で行かれるのもよいでしょう。

いいことばかりを書いてきましたが、注意点は「虫」がいることです。やはり山中でのライトアップですので光には虫が寄って来ます。ケーブルやロープウェイを利用される際も同様で、虫が車内に入って来ますので「見るのもダメ」というかたにはお勧めしません。また、山上はペットボトルなども”山上価格”になります。持参されるのがよいでしょう。もちろんゴミはできるだけお持ち帰り下さい。最後に、天気には要注意です。夕立の予報が出ているときは状況を見て山へ向かって下さい。

16日までは延暦寺・東塔でも「法灯花」という万灯会も行われており、ガーデンミュージアム比叡の前から無料でシャトルバスも出ています。こちらも境内が美しく照らされますので、是非足を運んでみて下さい。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として9年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。散策メニューはこちらから

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