夏から秋への移り変わり


いよいよがやってきました。今日(19日)はまだ夏と秋が半分づつと言う感じですが、明日(20日)はさらに空気が爽やかになります。

京都の週間天気予報でも基本的には晴れマークが並び、週末にかけて秋らしい陽気が続く見込みです。気がつけば、二十四節気では「白露」を迎え、もうじき「秋分」。今年の秋分は116年ぶりに9月22日となります。秋分は天文現象で、今年は9月22日23時49分に迎えるために、そうなっています。暦と実際の太陽の動きとの対応は「うるう年」などによって調節されていますが、毎年数時間の幅で変動します。これが日付をまたぐ範囲で動くため、春分や秋分、夏至や冬至の日付も変動するのです。

また、秋分は「昼と夜の長さが同じになる日」ではありません。これについては「春分の日」の記事で詳しく書きましたので、興味のある方はご覧ください。なかなか暦も奥深く、日の出と日の入りの基準では秋分を過ぎてもまだ昼の方が長く、京都で昼と夜の長さが同じになるのは今年は9月26日です。ただ周りの山の高さを加味すると、計算よりもっと昼の時間は短いはずで、大原などの山里を歩けば、その日暮れの早さに戸惑いすら覚えることがあります。

さて、ようやく萩の花も見頃に入り始め、一方でまだ百日紅や朝顔が元気な場所もあります。まだまだ夏と秋の同居が続く京都の風景ですが、運動会の歓声やブラスバンドの音も聞こえてくると、9月だなぁと感じます。そして秋を告げるものに、秋祭りがあります。先日は、御所八幡宮の例祭に出会いました。近くでは白山神社の例祭も同じ日で、それぞれお神輿が威勢よく巡行します。秋にお祭りを行う神社もかなり多く、地域の方々の熱気や笑顔の子どもたちを見ていると、ガイドブックには載らない京都の面白さを感じます。

また、今日19日は平安神宮の神苑の無料公開も行われました。京都の方はこの無料公開の日をよく知っていて、神苑は大賑わいとなります。秋の行事が続き、気候も涼しくなれば否応なしに気持ちも秋へと切り替わっていきます。ここから先の気候の変化は一年の中でも最もダイナミックで、京都では例年10月下旬に最低気温が一ケタになる日が現れてきます。つい先日まで熱帯夜だったのが嘘のように、この1か月余りで劇的に涼しくなる移り変わりの速さも秋の特徴。体調管理には十分ご注意頂いて、過ごしやすい秋の京都をお楽しみください。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年目。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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