北野天満宮 梅花祭 2014年

北野天満宮 梅花祭
2月25日に北野天満宮の梅花祭が行われました。上七軒の芸舞妓さんによる野点茶席は多くの人で賑わっていました。

北丹後地震でつぶれた家々まず告知から。7日の朝7時15分頃から30分頃にかけて、KBS京都ラジオの「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演させて頂きます。今回は「3月7日」に京都を襲った大災害、「北丹後地震」と「天明の大火」についてお話しをする予定です。告知が遅れましたが、よろしければお聞きください。また4月以降も毎月第2水曜日に午前9時台で京都の歴史災害についての話をさせて頂きます。なお、7日の昼間は、天明の大火を偲ぶ散策も企画しています

北野天満宮 梅花祭今年も梅の開花は比較的遅くなっています。12月から2月の気温は、西日本全体では「平年並」の判定となりましたが、京都は「低い」の判定で1月下旬~2月初めの極端な高温を除けば、全体的には「寒い」印象の強い冬でもありました。3月に入ってもこの時期としては非常に強い寒気がやってきており、来週火曜日にかけて真冬並みの寒さが続いてしまいそうです。山沿いを中心に6日にかけて積雪の可能性もありますのでご注意ください。ただ、真冬と異なるのは日差しの強さ。仮に積もっても日なたではすぐに解けて、日陰と日なたとで雪の残りが全く違うということも起こって来るでしょう。

北野天満宮 梅花祭今年の北野天満宮の梅は開花が記録的に遅かったものの、2月前半の極端な高温によって追いついてきて、梅花祭の段階では昨年並みか、昨年よりも少し咲いているのではという印象。一昨年のほとんど梅がなかった梅花祭に比べれば、今年はまだ花は多かったと感じます。先週から今週初めまで暖かかったこともあり、まさに今は天満宮の梅は満開となってきました。甘い香りが境内に広がって、訪れる人を笑顔にしています。見頃は来週にかけて続き、京都旅屋でも12日(水)に散策を予定していますので、よければご参加ください。

北野天満宮 紅梅北野天満宮の梅花祭は2月25日に行われますが、25日は「天神さん」の縁日です。天神さんとはご祭神の菅原道真のこと。道真は生まれたのが6月25日(旧暦:以下同じ)、左遷されたのが1月25日、そして命日が2月25日と、日付はいずれも「25日」で、現在の2月25日は道真が愛した梅の花が咲くころに当たるため、道真を偲んで梅花祭が行われます。境内の梅は、人々が道真公に祈願して叶ったお礼として奉納したもので、現在のような梅に包まれた境内は、篤い信仰心によって作り出された光景です。

北野天満宮 梅花祭梅花祭の神事は、午前10時から本殿で行われます。神に仕える神人(じにん)と呼ばれる氏子の方々が参列し、雅楽が奏でられる中、神職によってお供え物が運ばれます。また、玄米に梅の枝が立てられた紙立(こうだて)は「梅花御供(ばいかのごく)」と呼ばれる特徴的なもので、男女の厄年にちなんで紅梅は33本、白梅は42本が立てられて、神人によって奉納されています。神事は撮影禁止ですが、昨年神事へと向かう神職さんを撮った写真があります。神職の方が、菜の花を冠に差しているのも特徴で、道真の霊を「なだめる」のと、「なたね(菜種)」の言葉が似ているからだそうです。

北野天満宮 梅花祭そして梅花祭が人気を集める理由の第一は、上七軒の芸舞妓さん総出で行われる野点茶席でしょう。たくさんの芸舞妓さんが行き交って、境内の一角が華やかさに包まれます。茶券は宝物館の拝観券も付いて1500円で、三光門前で購入できます。午前10時~午後3時までですが、はじめは大変な混雑となり、チケットを購入を含めてお茶を頂けるまで2時間待ちとなることもあります。後になるほど待ち時間が短くなりますので、並ぶ時間を少なくしたい方は午後から行かれるとよいでしょう。席は座礼席と立礼席(りゅうれいせき:椅子に腰掛けて頂く)とがあり、選ぶことができます。

北野天満宮 梅花祭違いは、立礼では飲み終えた後は個々のタイミングで席を立つことができますが、座礼席ではその場の一同が飲み終わるまで席を立てません。そのかわり席は内側で、より近くでお茶を立てる様子を眺めることができます。梅花祭の野点は非常に混みあいますが、それだけ人を引き寄せる魅力がある、京都の年中行事の中でも屈指の華やかさを持つ行事です。なお、これほど大掛かりではなくとも、京都では舞妓さんが目の前にお茶を運んで来てくれる茶会も割とありますので、興味のある方は調べてみて下さい。

北野天満宮 梅花祭茶席は人が多いので「落ち着いて」とは行きませんが、芸舞妓さんが丁寧にお茶を運んで下さり、おいしいお菓子や梅の甘い香りを感じながら頂く味は格別です。この華やかさを見ると多くの方が立派なカメラを持って撮りに訪れる気持ちも少しわかりますね。茶席の周りはカメラマンで大いに混雑はしていますので、譲り合いながら、茶席の雰囲気を楽しんで頂ければと思います。機会があれば、是非茶席も含めて足を延ばしてみて下さい。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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