見頃を迎えた城南宮のしだれ梅

城南宮のしだれ梅
京都各地で梅が見頃に入ってきていますが、中でもおススメなのが城南宮のしだれ梅。現在満開で、とても美しい光景が広がっています。

城南宮のしだれ梅今日(12日)は、久しぶりに暖かい一日でした。京都では18.1℃まで気温が上がり、今年に入って最も気温が上がりました。実は、2月1日に15.4℃を記録して以来、ずっと抜かれていなかったので、ようやく日差しと相まって春らしさを感じる一日でした。京都旅屋では、北野天満宮の梅や等持院の有楽椿などを訪ねる散策をのんびりと開催し、一足早い春を満喫して来ました。北野天満宮の梅も見頃で、遅咲きの梅もありますので、今月後半にかけてまだまだ楽しむことができるでしょう。

城南宮のしだれ梅一方、南の城南宮の神苑(有料:600円)に咲く「しだれ梅」も大変見事に咲き誇っています。実は、今の京都旅屋ホームページのトップ画像は城南宮のしだれ梅で、神苑には約150本のしだれ梅が密度高く植わり、まさに春爛漫の光景を見せてくれています。このブログでも、毎年ご紹介して来ました。個人的にもこの梅を見ずに春は迎えられません(笑)今年は、散策を催行できませんでしたが、来年こそはご案内で訪れて、多くの方と一緒に感動できたらと思います。

城南宮のしだれ梅しだれ梅は神苑・楽水苑の「春の山」に咲いています。付近は鳥羽離宮が築かれた地で、現在も痕跡が残る離宮の築山「秋の山」との対比で庭は名付けられています。その名にふさわしく、この時期はまさに春の華やかさに満ちた空間です。しだれ梅がこれだけ並ぶのは、しだれ桜の名所・平安神宮や原谷苑、龍安寺の桜園なども彷彿とさせます。1本の凛とした美しさもよいですが、こうして「数」で、見えている世界そのものを変えてしまうのも、また素晴らしい。訪れる方も感嘆の声を次々にあげます。紅梅と白梅、そして青空。優しい色彩の重なりに、さらには梅の上品な香りも一面に広がって、たいへん春らしい風情にあふれた空間となっています。

城南宮のしだれ梅私が訪れた日は、青空が綺麗で、ゆっくりと変化していく光の下、見事過ぎる光景に出会うことができました。苑内では椿も見ごろを迎え、数々の品種を楽しむことができ、苔の上に落ちた散り椿の日本らしい風情もあちこちで見かけることができます。ちゃんと木には品種名の説明が書かれているので、勉強にもなります。境内は、この梅を眺めようと、多くの方で賑わっていました。以下、美しい枝垂れ梅の様子を写真でお楽しみください。見頃は、今週末にかけて続きます。

城南宮のしだれ梅
城南宮のしだれ梅
城南宮のしだれ梅
城南宮のしだれ梅
城南宮のしだれ梅
城南宮のしだれ梅
城南宮のしだれ梅
城南宮のしだれ梅
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城南宮のしだれ梅
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城南宮のしだれ梅
城南宮のしだれ梅
城南宮のしだれ梅
城南宮 有楽椿

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。

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