先日、夏空に浮かぶ京都タワーを眺めてきました。京都の玄関口に立つタワーは、灯台をモチーフにしています。
京都市は海がありません。でも、灯台はあります。それが京都タワー。京都タワーは、よく「和ろうそく」だと言われますが、本当のモチーフは灯台です。青空とタワーだけの写真をじっと見ていると、海辺にいるような気がしてきませんか?タワーは1964(昭和39)年、東京オリンピックと新幹線の開通と同じ年に完成しました。当時はまだ高いビルは少なく、京都の家々の屋根を波に見立てて、街を照らす灯台をイメージして建てられています。
構造はモノコック構造と呼ばれる鉄骨を一切使わない工法で、秒速50mを超える台風にも耐え、阪神淡路大震災の時には震度5強の振動に塔が大きく揺れながらも耐えています。高さは131mで、当時の京都市の人口131万人だったことから決められたといいます。ビルが31m、そこから上のアンテナのてっぺんまでが100mとなっていて、展望台の高さもちょうど地上から100mの場所。展望台に上ると、そこは望遠鏡が無料で見たい放題の空間です。しかも倍率が高く、京都駅前で展望台に向かって手を振れば、間違いなく誰かまで分かります。駅前を歩くときはタワーから見られていると思って行動した方がよいかもしれません(笑)
京都タワーは年中無休で朝9時~夜21時まで開いているという献身的な観光施設(8月24日までは~22時、最終入場21時40分)。タワーから沈む夕日を見る瞬間は贅沢なものです。料金は770円ですが、Webから割引クーポンを印刷しておくと70円引きになります。京都にお住まいの方も、是非一度行ってみてほしい場所です。ちなみにマスコットの「たわわちゃん」は「ひこにゃん」と同じデザイナーが作ったキャラで人気が高いです。
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【まいまいカフェ】京都中で撮り貯めた秘蔵映像で、秋のお祭りめぐり(昼の部) - 8月29日(金)19時~【受付中!「まいまいカフェ」にて開催!】
【まいまいカフェ】京都中で撮り貯めた秘蔵映像で、秋のお祭りめぐり(夜の部) - 8月30日(土)【受付中!「ことぶら」さんにて開催!】
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。