将軍塚の青龍殿 絶景を望める新スポット

将軍塚 青龍殿
先日、将軍塚大日堂青龍殿を拝観して来ました。広大な舞台から京都屈指の絶景を望める新スポットです。

将軍塚 青龍殿将軍塚大日堂は、青龍殿の造営にあたり長らく拝観を休止していましたが、完成に伴って10月8日より拝観を再開しています。実は再開直後に訪れました。青龍殿では12月23日まで国宝の青不動の本物が特別に公開されています。本物は滅多に目にできる機会がありません。青龍殿は北野天満宮前にあった「平安道場」(旧大日本武徳会京都支部武徳殿)を移築、再建した建物です。平安道場は、大正3年竣工の大正天皇御大典記念に建造された武道場で、老朽化により解体処分が決まっていましたが、貴重な木造文化財であることから、青蓮院が入手して東山山頂に運び、多額の費用と労力をかけてこのたび無事に落成となりました。

将軍塚 青龍殿12月23日までは将軍塚へは直接自家用車で行くことはできず、東山ドライブウェイの特設駐車場にとめて、無料シャトルバスで行くことになります。また、青蓮院と将軍塚とを結ぶ往復200円のシャトルバスも別途出ており、こちらを使われる方の方が多いかもしれません。特に、将軍塚からバスに乗られる際には、駐車場行きか青蓮院行きか、行き先を誤らないよう十分にご注意ください(私は間違えそうになりました)。

将軍塚 青龍殿期間中の拝観料は1000円と高額ですが、国宝の青不動の御開帳の特別料金だと思います。青龍殿の造営に合わせて庭も新たに作られており、印象がかなり変わっています。青龍殿の存在感はやはり大きく、その内部に設けられた奥殿に国宝の青不動二童子像が掲げられています。青不動は平安時代に描かれた貴重な仏画で、高野山明王院の赤不動、三井寺の黄不動とともに日本三不動画のひとつに数えられています。2009年に開帳されたのが青蓮院始まって以来のことで、今回の開帳はそれ以来となります。

将軍塚 青龍殿青不動は当初は朝廷で祀られ、天台宗の僧が国家の安泰・皇室の安寧を祈祷していました。のちに青蓮院に下賜され受け継がれてきたのです。青蓮院では現在も国家の安泰・皇室の安寧を願う秘法が行われており、天台宗の中でも有数の大変格式あるお寺として現在に至っています。不動明王は大日如来の化身とされ、一般的には煩悩を焼き払い、所願を成就させる存在として民衆からも篤く信仰されてきました。青不動画像は格式ある一面を持ちながらも、私たち個々人の願いを成就させてくださる存在として目の前にあるようです。ご開帳期間中は、毎日護摩を焚いて祈祷がなされており、時間が合えばその場面を目の前で見ることもできます。

将軍塚 青龍殿美術的にみると、火炎の光背は「火の鳥(迦楼羅・かるら)」で描かれており、目をこらすと翼を広げて躍動するその姿が見えてくることでしょう。向かって左の「制叱迦童子(せいたかどうじ)」と、向かって右の「矜迦羅童子(こんがらどうじ)」の姿も対照的です。青不動明王の姿にも、仏像と同じく天地眼や牙上下出などの特徴があり、予習をしてから細かく眺めてみるのも面白いかもしれません。

将軍塚 青龍殿さて、青龍殿のもう一つの見どころは、圧倒的な眺望です。建物の裏側に回ると、清水の舞台の4.6倍もの広大な舞台があり、京都の西から北を中心に抜群の景色が望めます。ビルを除けば京都の絶景スポットナンバーワンは大文字山ですが、ナンバーツーはこの青龍殿だと思います。それほど圧倒的なパノラマが広がっています。私が訪れた時は運よく舞台に誰もいなくなる時間帯もありましたが、誰もが思わず感嘆するそんな眺めが待っています。夕暮れ時などもたいへん美しいのでしょう。大日堂は夜のライトアップも行われていますので、夜景も大変見事だと思います。

将軍塚 青龍殿また新しく作られたお庭も素晴らしかったです。個人的には芸術的な美しさを感じ、もう少し時が経てば、京都の名園の一つに数えられてくるのではと思うレベルでした。絶景を楽しんだあとは、新しいお庭もゆっくりと楽しんでみてください。なお、青蓮院の方では青不動の復原模写が公開されていて、青龍殿との共通拝観は昼は1300円、夜は1500円となっています。京都の新名所である青龍殿。京都ファンの方は必見です!

将軍塚 青龍殿
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将軍塚 青龍殿

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